テレワークやオンライン会議が日常となった現代、ウェブカメラの選択は仕事の効率や他者からの印象を左右する重要なポイントになっています。そんな中でも信頼性が高く品質の安定したロジクールのウェブカメラは多くのユーザーから支持されていますが、「モデルが多すぎて何を選べばいいかわからない!」と頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、2025年最新のロジクールウェブカメラのラインナップから、720pの入門モデルC270nから4K対応の最上位モデルMX BRIO 700まで、各機種の特徴や性能を徹底比較。さらに価格帯や設定方法、ビジネスユースとプライベートユースの違いなど、購入前に知っておきたい情報をわかりやすく解説します。あなたの用途や予算に最適なウェブカメラ選びをサポートします。
記事のポイント!
- ロジクールウェブカメラの主要モデルとそれぞれの特徴
- 用途別・予算別の最適なモデル選びのポイント
- ビジネス向けモデルと一般向けモデルの違いと選び方
- 設定方法や専用ソフトウェアの活用法
ロジクールWebカメラの主要モデルと特徴
- ロジクールWebカメラのラインナップは豊富でニーズに合わせて選べる
- ロジクールWebカメラC270nは720p画質でコスパ最強の入門モデル
- ロジクールWebカメラC920/C922は1080p対応で人気の高いスタンダードモデル
- ロジクールWebカメラBrioシリーズは4K対応のハイエンドモデル
- ロジクールWebカメラStreamCamはストリーミング特化型でUSB-C接続が特徴
- ロジクールWebカメラBrio 500シリーズはShow Mode機能搭載で手元も映せる
ロジクールWebカメラのラインナップは豊富でニーズに合わせて選べる
ロジクールのウェブカメラは、エントリーモデルからプロフェッショナル向けのハイエンドモデルまで幅広いラインナップが揃っています。独自調査の結果、ロジクールは大きく分けて一般ユーザー向けモデルとビジネス向けモデルの2つのカテゴリーに製品を展開していることがわかりました。
一般ユーザー向けには、手頃な価格のC270やC505といった720p対応の入門モデルから、フルHD対応のC920シリーズ、4K画質に対応したBrioシリーズ、そしてUSB-C接続のStreamCamなど、多様なニーズに応えるラインナップが揃っています。
ビジネス向けには「for Business」と名のつくモデルが用意されており、長時間の会議や企業導入を想定した耐久性やセキュリティに配慮した設計となっています。MX Brio 705 for BusinessやBrio 505などが代表的なモデルです。
最新のラインナップは常に更新されており、2025年4月現在では約30種類のモデルが展開されています。これだけ多様なラインナップがあれば、あなたの用途や予算に合わせた最適なウェブカメラが必ず見つかるでしょう。
初めてウェブカメラを購入する方や、予算を抑えたい方、ビデオ配信を始めたい方、ビジネスでプロフェッショナルな印象を与えたい方など、様々なニーズに対応できるのがロジクールウェブカメラの強みといえます。
ロジクールWebカメラC270nは720p画質でコスパ最強の入門モデル
ロジクールのC270nは、価格が2,800円前後という手頃さから初めてのウェブカメラとして多くの支持を得ている入門モデルです。手軽に導入できるエントリーモデルでありながら、必要十分な基本性能を備えています。
C270nの基本スペックは以下の通りです:
- 解像度:HD 720p / 30fps
- 画素数:90万画素
- フォーカスタイプ:固定フォーカス
- 視野角:対角55°
- マイク:モノラルノイズリダクションマイク搭載
- 接続:USB-A(ケーブル長1.5m)
- 対応OS:Windows 8以降、macOS 10.10以降、ChromeOS
- プライバシーシャッター:なし
この製品の一番の魅力は、コストパフォーマンスの高さです。720pという解像度は今日のスタンダードからすると若干低めかもしれませんが、一般的なビデオ会議や家族間のビデオ通話には十分な画質を提供します。
また、自動光補正機能(RightLight2)を搭載しているため、照明条件が良くない環境でも、明るさやコントラストを自動的に調整してくれます。これにより、夕方や照明が少ない場所でも比較的クリアな映像を届けることが可能です。
ユーザーレビューでも「コスパ、耐久性良い、最も無難な選択肢」「とりあえず映ればいい!という方に」といった評価を得ており、初めてのウェブカメラとして、あるいは予備用として持っておくのに最適なモデルといえるでしょう。
ただし、固定フォーカスタイプのため、最短撮影距離が40cmと少し離れた位置でないと鮮明に撮影できない点には注意が必要です。また、三脚への取り付けには対応していないので、柔軟な設置を考えている方には他のモデルを検討することをおすすめします。

ロジクールWebカメラC920/C922は1080p対応で人気の高いスタンダードモデル
ロジクールのC920シリーズは、フルHD(1080p)対応のスタンダードモデルとして、多くのユーザーに愛用されている人気シリーズです。特にC920nとC922nは、高画質と使いやすさを兼ね備えた代表的なモデルとなっています。
C920nの基本スペックは以下の通りです:
- 解像度:フルHD 1080p / 30fps
- 画素数:300万画素
- フォーカスタイプ:オートフォーカス
- 視野角:対角78°
- マイク:ステレオマイク搭載
- 最短撮影距離:7cm
- 三脚対応:あり
- 価格帯:約6,200円
一方、ストリーミング向けに特化したC922nは以下のような特徴があります:
- 解像度:フルHD 1080p / 30fps または HD 720p / 60fps
- 画素数:300万画素
- フォーカスタイプ:オートフォーカス
- 視野角:対角78°
- 三脚:付属
- 特典:XSplitプレミアムライセンス3か月分付属
- 価格帯:約10,670円〜12,540円
C920シリーズの大きな特徴は、フルHD対応でありながら、比較的手頃な価格であることです。オートフォーカス機能を搭載しているため、動きながらの撮影でも常にピントが合い、クリアな映像を維持できます。また、ガラスレンズを採用しているため、プラスチックレンズの製品と比べて画質が鮮明です。
C922nはC920nの上位モデルで、60fpsでの撮影が可能になったため、動きの多いコンテンツ制作やゲーム配信に適しています。三脚が付属している点も、配信環境を整えたい方には魅力的でしょう。
ユーザーレビューでは「画質もそこまで良くありませんが、十分綺麗な画素数」「YouTubeの動画制作にバンバン使っています」など高評価が多く、ビジネスユースからコンテンツ制作まで幅広く活用できるモデルとして支持されています。
C920シリーズは、入門モデルからのステップアップとして、あるいは画質にこだわりたいけれど高額モデルは避けたいという方に最適な選択肢といえるでしょう。

ロジクールWebカメラBrioシリーズは4K対応のハイエンドモデル
ロジクールのBrioシリーズは、最高画質の4K Ultra HDに対応した同社のフラッグシップモデルです。プロフェッショナルなビデオ会議や高品質なコンテンツ制作を求めるユーザーに向けた製品ラインナップとなっています。
2025年4月現在、Brioシリーズの最新モデルとしては、「MX BRIO 700」と「BRIO」(旧モデル名C1000eR)が代表的です。それぞれの基本スペックを見てみましょう。
MX BRIO 700(C1100GR)の主な特徴:
- 解像度:4K Ultra HD(2160p)/ 30fps、1080p / 60fps
- 画素数:850万画素
- フォーカスタイプ:オートフォーカス
- 視野角:選択可能(90°/78°/65°)
- マイク:ノイズ軽減ステレオマイク
- 接続:USB Type-C
- 特徴:Sony Starvisセンサー搭載、プライバシーシャッター付き
- 価格:約30,000円
BRIO(C1000eR)の主な特徴:
- 解像度:4K Ultra HD(最大4096×2160ピクセル)/ 30fps、1080p / 60fps
- 画素数:1300万画素
- フォーカスタイプ:オートフォーカス
- 視野角:選択可能(90°/78°/65°)
- マイク:ノイズリダクション対応
- 特徴:Windows Hello顔認証対応、HDR対応
- 価格:約27,298円
Brioシリーズの最大の特徴は、言うまでもなく4K Ultra HDの高解像度撮影が可能な点です。一般的なウェブカメラの多くが1080p止まりである中、最大4倍の解像度を持つ4K映像は、ディテールの細かさや色再現性において圧倒的な優位性を持っています。
また、HDR(ハイダイナミックレンジ)対応モデルでは、明るい部分と暗い部分の両方をバランスよく表現できるため、逆光環境でも顔がしっかりと映ります。視野角も3段階で調整可能なので、1人での利用から複数人での会議まで、状況に応じた最適な画角を選択できます。
ユーザーレビューでは「スマホ並みクオリティをPCで制作するのにベストチョイス」「髪の毛の1本1本描写される」といった高評価が多く、プロフェッショナルな映像品質を求めるユーザーからの支持を得ています。
ただし、価格は2万円台後半と決して安くはないため、その高画質を活かせる用途があるかどうかを考慮して購入を検討するとよいでしょう。特に、配信やコンテンツ制作、あるいは頻繁に重要なビジネスミーティングを行う方にとっては、その投資に見合う価値があると言えます。

ロジクールWebカメラStreamCamはストリーミング特化型でUSB-C接続が特徴
StreamCamは、その名の通り動画配信やライブストリーミングに特化したロジクールのモデルです。YouTube、Twitch、インスタライブなどの配信プラットフォームで活躍するクリエイターのニーズに応える機能を多数搭載しています。
StreamCam(C980GR/C980OW)の主な特徴は以下の通りです:
- 解像度:フルHD 1080p / 60fps
- フォーカスタイプ:オートフォーカス
- 視野角:対角78°
- マイク:ステレオデュアルマイク搭載
- 接続:USB Type-C
- 特殊機能:自動フレーミング、インテリジェント露出補正、縦型撮影対応
- 色展開:グラファイト、オフホワイト
- 価格:約22,600円
StreamCamの最大の特徴は、流れるようなスムーズな映像を実現する1080p/60fpsの高フレームレート撮影に対応している点です。一般的なウェブカメラの多くが30fpsであるのに対し、倍のフレームレートで撮影できるため、動きの多いコンテンツでもカクつきのない滑らかな映像表現が可能になります。
また、USB Type-C接続を採用していることも大きな特徴です。これにより、高速なデータ転送が可能になり、映像の遅延を最小限に抑えることができます。最新のMacBookなどUSB-Cポートを搭載したPCとの相性も抜群です。
さらに、自動フレーミング機能を備えており、AI技術によって被写体(人物)を自動的に認識し、常に最適な構図になるよう自動調整してくれます。動きながらの撮影でも常に画面中央に被写体を捉え続けることができるため、一人で配信を行う際に特に便利な機能です。
独自の「インテリジェント露出補正」システムを搭載しており、光源の変化にも素早く対応。逆光環境や照明条件が変わりやすい場所でも、常に適切な明るさで撮影できます。
ユーザーレビューでは「画質が段違いに良い」「値段が高い分クオリティがしっかりしている」といった高評価が多く、本格的な配信活動を行いたい方からの支持を得ています。
ただし、価格が2万円台と高めなので、趣味程度の使用には少々オーバースペックかもしれません。本格的にストリーミング配信を始めたい、あるいはすでに配信活動を行っていて画質を向上させたいという方に特におすすめのモデルです。
ロジクールWebカメラBrio 500シリーズはShow Mode機能搭載で手元も映せる
Brio 500シリーズは、2022年に登場した比較的新しいモデルで、一般的なビデオ会議用途に加え、書類や手元の物を簡単に映せる「Show Mode」機能を搭載した革新的なウェブカメラです。
Brio 500シリーズ(C940GR/C940RO/C940OW)の主な特徴は以下の通りです:
- 解像度:フルHD 1080p / 60fps
- フォーカスタイプ:オートフォーカス
- 視野角:選択可能(90°/78°/65°)
- マイク:ノイズリダクション対応
- 特殊機能:Show Mode、自動フレーミング、マグネット式マウント
- プライバシーシャッター:あり
- 色展開:グラファイト、ローズ、オフホワイト
- 価格:約17,800円
Brio 500シリーズの最大の特徴は「Show Mode」機能です。これは、カメラを下向きに傾けることで、デスク上の書類や手元の作業を簡単に映し出せる機能です。例えば、会議中に資料を見せたい時や、何かの操作方法を説明したい時など、わざわざ書画カメラを用意することなく、このウェブカメラ1台で対応できます。
また、本体とスタンドがマグネットで接続されているため、カメラの角度調整が非常に簡単です。Show Mode使用時も安定した映像を維持できるように設計されています。
自動フレーミング機能も搭載しており、会議中に動き回っても常に最適な構図に自動調整してくれます。複数人での会議の場合も、参加者全員がフレーム内に収まるよう自動調整します。
光補正機能も優れており、逆光環境や暗い場所でも顔を明るく映し出すことができます。プライバシーシャッターも内蔵されているため、使用していない時にはレンズを物理的に覆うことができ、セキュリティ面でも安心です。
ユーザーレビューでは「被写体を自動で感知してくれます」「周りが暗くても明るく映し出してくれる」など好評価が多く、特にShow Mode機能は実用的だと評価されています。
価格は約17,800円とやや高めですが、書画カメラとしての機能も兼ね備えていることを考えると、コストパフォーマンスは悪くありません。特に、資料を見せながらの説明が多い教育者やビジネスパーソン、あるいはハンドメイド作品の制作過程を配信したい方などにおすすめのモデルです。
ロジクールWebカメラの選び方と活用法
- ロジクールWebカメラの選び方は用途によって大きく異なる
- ロジクールWebカメラの価格帯は2,800円から33,000円まで幅広い選択肢がある
- ロジクールWebカメラの設定はLogicool製ソフトウェアで詳細調整が可能
- ロジクールWebカメラは基本的にプラグアンドプレイでドライバも自動インストール
- ロジクールWebカメラのビジネス向けモデルは会議に最適化された機能が満載
- ロジクールWebカメラで画質やマイク性能をさらに向上させるコツ
- まとめ:ロジクールWebカメラは用途や予算に合わせて最適なモデルを選ぼう
ロジクールWebカメラの選び方は用途によって大きく異なる
ロジクールのウェブカメラは多様なモデルが存在するため、自分の用途に合った製品を選ぶことが重要です。用途別におすすめのモデルを見ていきましょう。
一般的なビデオ会議用途の場合: 月に数回程度のビデオ会議や、友人・家族とのビデオ通話が主な用途であれば、エントリーモデルのC270n(720p)で十分対応できるでしょう。より画質にこだわりたい場合は、C920n(1080p)がバランスの良い選択肢です。映像の明瞭さと価格のバランスが取れており、一般的なビデオ会議ならストレスなく使用できます。
在宅勤務・リモートワーク向け: 毎日のように長時間のビデオ会議をこなす在宅ワーカーの方には、C920sやBrio 300がおすすめです。特にBrio 300はプライバシーシャッター付きで、使用していない時にはカメラを物理的に遮断できるため、セキュリティ面でも安心です。また、自動光補正機能に優れているため、自宅の照明環境が完璧でなくても明瞭な映像を提供できます。
ライブ配信・ストリーミング向け: YouTubeやTwitchなどでのライブ配信を行いたい方には、StreamCam(C980)やC922nが最適です。60fpsの高フレームレート撮影に対応しているため、動きの多いコンテンツでもスムーズな映像を届けられます。また、C922nには三脚が付属しており、配信環境を整えやすくなっています。
プロフェッショナルな会議・コンテンツ制作向け: 重要なクライアントミーティングや、高品質なコンテンツ制作を行いたい方には、4K対応のMX BRIO 700やBRIO(C1000eR)がおすすめです。4K画質の細部まで鮮明な映像は、プロフェッショナルな印象を与えるだけでなく、後編集する際にも高い自由度を提供します。
教育・プレゼンテーション向け: 教育者や頻繁に資料を画面共有する方には、Show Mode機能を搭載したBrio 500シリーズが最適です。カメラを下に向けるだけで手元の資料や物を映せるため、オンライン授業やプレゼンテーションの幅が広がります。
選び方のポイントとしては、単に最高スペックを選ぶのではなく、自分の使用頻度や目的、予算とのバランスを考慮することが大切です。日常的に使用するものであれば、少し予算を上げてでも快適に使えるモデルを選ぶことをおすすめします。
ロジクールWebカメラの価格帯は2,800円から33,000円まで幅広い選択肢がある
ロジクールのウェブカメラは、幅広い価格帯の製品が揃っており、予算に応じた選択が可能です。ここでは、価格帯別の代表的なモデルとその特徴をご紹介します。
3,000円以下のエントリーモデル:
- C270n:約2,800円 HD 720p、固定フォーカス、ノイズリダクションマイク搭載 初めてのウェブカメラや予備用として最適
3,000円〜10,000円の中価格帯モデル:
- BRIO 100(C660GR):約4,500円 フルHD 1080p、固定フォーカス、プライバシーシャッター付き
- C505:約4,300円 HD 720p、ロングレンジマイク、2mの長いUSBケーブル
- C920n:約6,200円 フルHD 1080p、オートフォーカス、ステレオマイク搭載 コストパフォーマンスに優れた人気モデル
- C920s:約8,316円 C920nにプライバシーシャッター追加モデル
10,000円〜20,000円のハイミドルレンジモデル:
- C922n:約10,670円〜12,540円 フルHD 1080p/30fps または HD 720p/60fps、三脚付属 ストリーミング配信向け
- Brio 300(C700GR):約9,900円 フルHD 1080p、自動光補正、プライバシーシャッター付き
- Brio 500シリーズ:約17,800円 フルHD 1080p/60fps、Show Mode機能、自動フレーミング
20,000円以上のハイエンドモデル:
- StreamCam(C980):約22,600円 フルHD 1080p/60fps、USB Type-C接続、縦型撮影対応 ストリーミング特化型
- BRIO(C1000eR):約27,298円 4K Ultra HD、HDR対応、Windows Hello顔認証対応
- MX BRIO 700(C1100GR):約30,000円 4K Ultra HD、Sony Starvisセンサー搭載、USB Type-C接続 最高峰の画質と機能を提供
価格比較を表にまとめると以下のようになります:
モデル | 解像度 | 主な特徴 | 価格帯 |
---|---|---|---|
C270n | 720p/30fps | コスパ重視の入門モデル | 約2,800円 |
BRIO 100 | 1080p/30fps | プライバシーシャッター付き | 約4,500円 |
C920n | 1080p/30fps | バランスの良いスタンダード | 約6,200円 |
C922n | 1080p/30fps、720p/60fps | ストリーミング向け、三脚付 | 約10,670円〜 |
Brio 500 | 1080p/60fps | Show Mode機能、自動フレーミング | 約17,800円 |
StreamCam | 1080p/60fps | USB-C接続、配信特化 | 約22,600円 |
BRIO | 4K/30fps | HDR対応、Windows Hello対応 | 約27,298円 |
MX BRIO 700 | 4K/30fps | 最新フラッグシップモデル | 約30,000円 |
このように、ロジクールのウェブカメラは予算に応じて幅広い選択肢があります。一般的には、日常のビデオ通話ならC270nやC920nクラスで十分ですが、ストリーミングや高品質なコンテンツ制作を行いたい場合は、上位モデルを検討する価値があるでしょう。
予算と用途のバランスを考慮しながら、自分に最適なモデルを選ぶことが重要です。また、定期的にセールが行われることもあるため、タイミングによっては上位モデルをお得に購入できる可能性もあります。
ロジクールWebカメラの設定はLogicool製ソフトウェアで詳細調整が可能

ロジクールのウェブカメラは、基本的にはプラグアンドプレイで使えますが、専用ソフトウェアを使うことでより詳細な設定と調整が可能になります。現在、ロジクールが提供している主なソフトウェアは「Logi Tune」と「Logi Capture」の2種類です。
Logi Tune Logi Tuneは、ロジクールのウェブカメラやヘッドセットの設定を管理するための総合的なソフトウェアです。このアプリを使うことで、以下のような詳細設定が可能になります:
- カメラの明るさ、コントラスト、彩度、シャープネスなどの画質調整
- ホワイトバランスの自動/手動設定
- 視野角の調整(対応モデルのみ)
- 自動フレーミング機能のオン/オフ
- HDR機能のオン/オフ(対応モデルのみ)
- マイクのゲイン調整やノイズ抑制レベルの設定
- ファームウェアの更新確認と適用
特に、MX BRIO 700やBrio 500シリーズ、Brio 300などの新しいモデルはLogi Tuneでの詳細設定に対応しており、自分の環境や好みに合わせたカスタマイズが可能です。このソフトウェアはWindows、Mac、ChromeOSに対応しています。
Logi Capture Logi Captureは、主にコンテンツ制作やストリーミング配信向けの機能を提供するソフトウェアです。このアプリでは以下のような機能が利用できます:
- ビデオの録画機能
- 写真撮影機能
- 画面分割やピクチャーインピクチャー表示
- テキストやグラフィックのオーバーレイ
- クロマキー機能(バーチャル背景)
- ストリーミング配信プラットフォームとの連携
StreamCamやC922nなどのストリーミング向けモデルを使用する場合、Logi Captureを活用することで、より本格的な配信環境を整えることができます。
Options+アプリ さらに、最新のMX BRIO 700はLogitech Options+アプリにも対応しています。これにより、MXシリーズのマウスやキーボードと同じインターフェースでウェブカメラの設定を管理できるようになりました。
これらのソフトウェアはロジクールの公式サイトから無料でダウンロード可能です。ただし、すべてのモデルがすべてのソフトウェアに対応しているわけではないため、購入前または使用前に互換性を確認することをおすすめします。
ソフトウェアを使わなくても基本的な機能は使えますが、これらのアプリを活用することで、ウェブカメラの性能を最大限に引き出し、より快適なビデオ通話や高品質な映像制作が可能になります。
ロジクールWebカメラは基本的にプラグアンドプレイでドライバも自動インストール
ロジクールのウェブカメラの大きな利点の一つは、その簡単な接続性にあります。基本的に「プラグアンドプレイ」方式を採用しているため、PCやMacに接続するだけですぐに使用を開始できます。ここでは、接続方法とドライバのインストールについて詳しく説明します。
基本的な接続手順
- ウェブカメラをパッケージから取り出す
- 付属のUSBケーブル(多くのモデルは本体と一体型)をPCやMacのUSBポートに接続する
- 自動的にドライバがインストールされるのを待つ(通常は数秒〜数十秒)
- インストールが完了すると、Zoom、Microsoft Teams、Skypeなどのビデオ会議アプリで選択できるようになる
このように、特別な設定やソフトウェアのインストールなしで、基本的な使用が可能です。これは、Windows、macOS、ChromeOSなどの主要OSが、標準的なウェブカメラ用のドライバを内蔵しているためです。
対応OSについて
ロジクールのウェブカメラは、幅広いOSに対応しています:
- Windows 8以降
- macOS 10.10以降
- ChromeOS
- 一部モデルはLinuxにも対応(MX BRIO 700など)
ただし、より古いOSでは完全な機能性が保証されない場合があるため、最新または推奨されるOSバージョンを使用することをおすすめします。
接続方式について
ロジクールのウェブカメラの接続方式は主に以下の2種類があります:
- USB Type-A接続
- C270n、C920シリーズ、BRIOなどの多くのモデルが採用
- 一般的なUSBポートに対応
- ケーブル長は通常1.5m程度(C505は2m)
- USB Type-C接続
- StreamCamやMX BRIO 700などの最新モデルが採用
- 高速データ転送が可能
- 最新のMacBookやWindowsノートPCとの相性が良い
ドライバについての補足情報
基本的に自動インストールで問題ありませんが、以下のような場合には手動でのドライバインストールが必要になることがあります:
- 自動インストールに失敗した場合
- 特定の機能(高フレームレート撮影など)を利用したい場合
- より詳細な設定や調整を行いたい場合
このような場合は、ロジクールの公式サイトから最新のドライバをダウンロードしてインストールすることをおすすめします。また、「Logi Tune」や「Logi Capture」などの専用ソフトウェアをインストールすることで、必要なドライバも同時にインストールされる場合があります。
接続に関するトラブルシューティングとしては、以下の点を確認するとよいでしょう:
- 別のUSBポートに接続してみる
- PCを再起動する
- USBハブを使用している場合は、直接PCに接続してみる
- 最新のOSアップデートを適用する
ロジクールのウェブカメラは、このようなシンプルな接続性と高い互換性により、初心者でも簡単に導入できるのが大きな魅力です。
ロジクールWebカメラのビジネス向けモデルは会議に最適化された機能が満載
ロジクールは一般ユーザー向けのウェブカメラに加えて、ビジネス環境での使用に特化したモデルも展開しています。これらのビジネス向けモデルは、長時間の会議や企業環境での使用を想定した機能を備えており、プロフェッショナルな印象を与えたい方におすすめです。
ビジネス向けモデルの特徴
ビジネス向けモデル(「for Business」や「e」が型番についているモデル)には、以下のような特徴があります:
- 信頼性の高い設計
- 長時間使用を想定した耐久性
- 安定した接続性とパフォーマンス
- ビジネス向けビデオ会議アプリとの互換性認証(Zoom、Microsoft Teams、Google Meet、Cisco Webexなど)
- セキュリティ機能
- プライバシーシャッター標準装備
- 一部モデルではWindows Hello顔認証対応
- 企業のセキュリティポリシーに準拠した設計
- ビジネス向け特化機能
- 広角レンズで複数人を映せる設計
- 高性能ノイズキャンセリングマイク
- RightLightテクノロジーによる自動光補正(オフィス照明でも最適な映像)
- 一部モデルではH.264エンコーディング対応(C930eなど)
主なビジネス向けモデル
ロジクールの代表的なビジネス向けウェブカメラをいくつか紹介します:
- MX Brio 705 for Business 4K対応のフラッグシップビジネスモデル。AIによる画像補正機能搭載。
- BRIO ULTRA HD PRO ビジネスウェブカメラ 4K画質、HDR対応、Windows Hello対応の多機能モデル。
- C930e ビジネスウェブカメラ フルHD 1080p、90°の広い視野角、H.264対応の高性能モデル。価格は約18,280円。
- C920e ビジネスウェブカメラ フルHD 1080p、大規模導入に最適なコストパフォーマンスモデル。
- Brio 505 光補正、自動フレーミング、Show Mode機能を備えたフルHDモデル。価格は約17,800円。
- Brio 305 自動光補正機能とノイズリダクションマイク搭載のエントリービジネスモデル。
大規模会議向けの高度なモデル
さらに、より大きな会議室向けの高度なモデルも用意されています:
- Meet-up 4K対応、120°の超広角レンズ、内蔵スピーカー搭載の一体型ソリューション。価格は約109,280円。
- GROUP CC3500eR パン/チルト/ズーム機能付きのフルHDカメラとスピーカーフォンのセット。価格は約163,000円。
これらのビジネス向けモデルは一般向けモデルと比べて価格は高めですが、プロフェッショナルな印象を与えたい営業担当者や、重要なクライアントとのミーティングが多い方、また企業のIT部門で大規模導入を検討している方には、その投資に見合う価値があります。
特に、照明条件が理想的でないオフィス環境や、複数人での会議が多い場合、これらのビジネス向けモデルの機能が真価を発揮するでしょう。
ロジクールWebカメラで画質やマイク性能をさらに向上させるコツ
ロジクールのウェブカメラは優れた性能を持っていますが、いくつかのコツを押さえることで、さらに画質やマイク性能を向上させることができます。ここでは、ウェブカメラを最大限に活用するための実践的なアドバイスをご紹介します。
照明環境の最適化
- 光源の位置を工夫する
- 顔の前方からの光源(窓やライト)が理想的
- 逆光(背後からの光)は避ける
- 可能であれば、顔の左右から均等に光が当たるよう調整する
- 照明器具を活用する
- リングライトやLEDライトを導入するとさらに映像品質が向上
- 色温度は自然光に近い4000K〜5000K程度が望ましい
- ロジクールのゲーミングブランド「ロジクールG」からもLEDストリーミングライトが販売されている
カメラの設置位置
- 高さの調整
- カメラを目線の高さに設置する(見下ろしや見上げの角度を避ける)
- ノートPCの内蔵カメラは低すぎることが多いため、外付けウェブカメラやスタンドの使用を検討する
- 距離の調整
- 顔が画面の中央に位置し、肩から上が映るような距離に調整
- 固定フォーカスのモデル(C270nなど)では、推奨最短撮影距離(40cm程度)を確保する
- 安定した設置
- 振動や揺れを防ぐために、安定した場所に設置
- 三脚対応モデル(C922nなど)なら、専用の三脚やモニターアームの使用も検討する
ソフトウェア設定の調整
- 専用ソフトウェアの活用
- Logi Tuneで明るさ、コントラスト、色調などを調整
- 自動光補正(RightLight)機能が有効になっているか確認
- HDR対応モデル(BRIO 4Kなど)ではHDR機能をオンにする
- ビデオ会議アプリの設定
- ZoomやTeamsなど各アプリの詳細設定で、最高品質のビデオ設定を選択
- 「HDビデオを有効にする」などのオプションをオン
- 帯域制限がある場合は、適切な解像度に調整
マイク性能の向上
- 環境音の削減
- 静かな環境で使用する(エアコン、扇風機などの機械音を最小限に)
- 反響が少ない環境に設置(カーテンやラグなどの柔らかい素材があると反響が減少)
- マイクの位置調整
- マイクと口の距離を適切に保つ(30〜60cm程度)
- ロングレンジマイク搭載モデル(C505など)でも、あまり遠すぎると音質が落ちる
- 高度なオーディオ設定
- Logi Tuneでマイク入力レベルやノイズ抑制設定を調整
- ビデオ会議アプリの詳細設定で「バックグラウンドノイズの抑制」などの機能を活用
パフォーマンス向上のための追加ヒント
- インターネット接続の最適化:有線LANの使用や、他のデバイスの一時的な接続解除で帯域を確保
- PCリソースの確保:不要なアプリを閉じてCPUやメモリリソースを解放
- 定期的なメンテナンス:レンズの汚れを柔らかい布で定期的に拭き取る
- 最新ファームウェアの適用:Logi Tuneで最新のファームウェアに更新
これらのコツを実践することで、ロジクールウェブカメラの性能を最大限に引き出し、より高品質なビデオ会議や配信を実現することができます。特に照明環境の改善は、比較的低価格のカメラでも映像品質を大きく向上させる効果があります。
まとめ:ロジクールWebカメラは用途や予算に合わせて最適なモデルを選ぼう
最後に記事のポイントをまとめます。
- ロジクールWebカメラは720p〜4Kまで幅広い解像度のモデルが揃っている
- 価格帯は2,800円〜33,000円と広範囲で、あらゆる予算に対応している
- 初心者や一般的なビデオ会議用途ならC270nやC920nがコスパ良好
- ストリーミング配信向けにはC922nやStreamCamがおすすめ
- プロフェッショナルな用途や高画質を求めるならBRIOシリーズが最適
- ビジネス向けモデルは「for Business」や「e」がつく型番で、会議に最適化されている
- 設定や詳細調整はLogi TuneやLogi Captureなどの専用ソフトウェアで可能
- 接続は基本的にプラグアンドプレイで、特別なドライバインストールは不要
- 一部の最新モデルはUSB Type-C接続で高速データ転送が可能
- 照明環境の改善や設置位置の工夫で、画質をさらに向上させることができる
- Brio 500シリーズのShow Mode機能は資料や手元を映すのに便利
- プライバシーシャッター付きモデルはセキュリティ面で安心感がある

調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://www.logitech.com/ja-jp/shop/c/webcams.html
- https://www.logicool.co.jp/ja-jp/business/webcams.html
- https://www.logitech.com/ja-jp/shop/p/hd-webcam-c270n.html
- https://www.logicool.co.jp/ja-jp/shop/p/c922-pro-stream-webcam.960-001262
- https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp/products/cameras-lighting.html
- https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9/s?k=%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB+%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9
- https://hub.sync.logitech.com/c505e
- https://kakaku.com/camera/web-camera/itemlist.aspx?pdf_ma=437
- https://hub.sync.logitech.com/c925e
- https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%96%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9-C270n-%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0-2%E5%B9%B4%E9%96%93%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E4%BF%9D%E8%A8%BC/dp/B07QMKND9M