ロジクール PR

ロジクール KX800を買うべき?🔍 プロが教える打ち心地と機能の全てを徹底解説

キーボード
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ロジクールの高級ワイヤレスキーボード「KX800」(別名MX KEYS)が気になっているあなたへ。このキーボードは2019年に発売された高級ワイヤレスキーボードで、タイピング重視のユーザーから高い評価を得ている逸品です。約2万円と決して安くはない価格帯ですが、その価値は十分あるのでしょうか?

この記事では、ロジクール KX800の基本スペックから実際の使用感、メリット・デメリットまで徹底解説します。独自の「スマートイルミネーション」機能や複数デバイス対応のEasy-Switch機能、薄型でありながら810gという絶妙な重量感が生み出す安定感など、このキーボードの魅力を余すところなくお伝えします。KX800を購入すべきか悩んでいる方はもちろん、すでに所有している方も新たな活用法を発見できるかもしれません。

記事のポイント!

  1. ロジクール KX800の基本スペックと位置づけを理解できる
  2. パンタグラフ式キーボードの打ち心地と静音性の特徴がわかる
  3. 複数デバイス対応機能と使い方のコツが理解できる
  4. KX800の長所・短所を把握し、購入判断の参考にできる

ロジクール KX800の基本情報と特徴

  1. ロジクール KX800はMX KEYSの型番名で高機能ワイヤレスキーボード
  2. ロジクール KX800の基本スペックは打ちやすさと接続性に優れた設計
  3. ロジクール KX800の価格帯は2万円前後で高級ワイヤレスキーボードに位置付け
  4. ロジクール KX800のデザインはミニマルで洗練された薄型スタイル
  5. ロジクール KX800の主な機能はバックライトとFlow機能が特徴的
  6. ロジクール KX800の対応OSはWindows/Mac/iOS/Androidと幅広い

ロジクール KX800はMX KEYSの型番名で高機能ワイヤレスキーボード

ロジクール KX800は正式には「ロジクール MX KEYS アドバンスド ワイヤレス イルミネイテッド キーボード」という製品名で、KX800は型番を表しています。このキーボードはロジクールのMXシリーズに属する高級ワイヤレスキーボードで、2019年9月27日に発売されました。

MXシリーズは、ロジクールの中でもクリエイティブワークやプロフェッショナルな用途を想定した高級ラインとして位置づけられています。特にタイピング体験を重視したユーザー向けに設計されており、エンジニアやプログラマー、長時間のタイピング作業を行う方に好まれています。

KX800は、上位モデルのKX1000s(CRAFT)の下に位置しており、CRAFTの特徴的なクリエイティブ入力ダイヤルを省いたモデルとなっています。その分、シンプルな外観とより手頃な価格を実現しています。

なお、現在は後継機種としてMX KEYS S(KX800s)が発売されていますが、基本的な特徴や機能は共通しています。後継機種では「Smart Actions」機能が追加され、ワークフローをさらに効率化できるようになっています。

KX800はシンプルなデザインと高い機能性を兼ね備えたキーボードとして、プロフェッショナルユーザーを中心に高い評価を得ています。

ロジクール KX800の基本スペックは打ちやすさと接続性に優れた設計

ロジクール KX800の基本スペックを見ていきましょう。このキーボードは打ちやすさと接続性にフォーカスした設計が特徴です。

まず、キーボードのタイプはパンタグラフ式を採用しています。キーストロークは1.8mmと浅めで、ノートPCのキーボードに慣れている方でも違和感なく使えるようになっています。全体のサイズは430.2×20.5×131.63mm、重量は810gです。薄型ながらも適度な重さがあり、タイピング時の安定感を実現しています。

接続方式は、Bluetooth Low EnergyとUnifyingレシーバー(付属)の両方に対応しており、様々な環境で柔軟に使用できます。最大3台のデバイスとペアリングでき、Easy-Switchボタンで簡単に切り替えられるのも大きな特徴です。

キー配列は日本語113キーで、テンキーも搭載しています。キートップは球状のくぼみがあり、指の形状にフィットするよう設計されています。これにより、キーのどこを打っても滑らかで精確なタイピングが可能になっています。

充電はUSB Type-C対応で、4時間のフル充電で、バックライト使用時は約10日間、バックライトを使用しない場合は最大5ヶ月間使用できる長寿命バッテリーを搭載しています。

項目仕様
キーボードタイプパンタグラフ式
キーストローク1.8mm
サイズ(mm)430.2×20.5×131.63
重量810g
接続方式Bluetooth、Unifyingレシーバー
対応OS(USB)Windows 7以降、macOS 10.11以降、Linux、Android 6以降
対応OS(Bluetooth)Windows 8以降、macOS 10.12以降、Linux、iOS 9以降、Android 6以降
バッテリーリチウムポリマー充電式電池
充電方式USB Type-C
使用可能時間バックライトON:約10日間、OFF:約5ヶ月
キー配列日本語113キー

これらの仕様から、KX800は長時間のタイピング作業を快適に行えるよう設計されていることがわかります。

ロジクール KX800の価格帯は2万円前後で高級ワイヤレスキーボードに位置付け

ロジクール KX800の価格帯は、発売当初は14,500円(メーカー直販価格)でしたが、現在は市場価格で2万円前後となっています。これはワイヤレスキーボードの中では決して安くない価格帯で、高級ワイヤレスキーボードとして位置づけられています。

ロジクールのキーボードラインナップの中では、最上位機種のCRAFT(KX1000s)が2万5千円程度、KX800(MX KEYS)が2万円前後、そしてもっとカジュアルな一般向けワイヤレスキーボードであるK275などが5千円以下という価格構成になっています。つまり、KX800はロジクールの製品ラインナップの中では「プレミアムクラス」に属しています。

このような価格設定になっている理由としては、以下の点が挙げられます:

  • 高品質なパンタグラフキーを採用
  • メタルプレートによる堅牢な構造
  • スマートイルミネーション機能
  • 複数デバイス対応のBluetooth/Unifying接続
  • Flow機能による複数デバイス間のシームレスな操作
  • USB-C充電対応の大容量バッテリー

価格が高い分、一般的なキーボードと比べて高い付加価値が提供されていると言えます。特に、長時間のタイピング作業を快適に行いたいプロフェッショナルや、複数のデバイスを頻繁に切り替えて作業するユーザーにとっては、その価格に見合った価値があると言えるでしょう。

ただし、単純にキーボードとしての機能だけを求めるなら、もっと安価な選択肢も多数存在します。KX800を検討する際は、これらの高機能・高品質な要素が自分のワークスタイルに合うかどうかを見極めることが重要です。

ロジクール KX800のデザインはミニマルで洗練された薄型スタイル

ロジクール KX800のデザインは、シンプルさと機能性を兼ね備えたミニマルな美しさが特徴です。キーボード全体はマット調のグラファイトカラーで統一されており、ビジネスシーンにもホームオフィスにも違和感なく馴染みます。

本体は薄さ約20.5mmという薄型設計で、デスク上でも場所を取らず、スマートな印象を与えます。しかし、その薄さとは対照的に、内部にはメタルプレートが採用されており、810gという適度な重量感と高い堅牢性を実現しています。この重さにより、タイピング中にキーボードがずれることがなく、安定した操作が可能になっています。

キートップはマット調の仕上げで、指紋や汚れが目立ちにくくなっています。また、各キーの表面は球状にくぼんでおり、指の形状にフィットするよう設計されています。このくぼみは単なるデザイン要素ではなく、タイピングの精度を高める機能的な要素でもあります。

バックライト機能は、ただ光るだけではなく、周囲の明るさに応じて自動調整される「スマートイルミネーション」を採用。手が近づくと自動的に点灯し、使用しないときは消灯するという省エネ設計になっています。このバックライトは白色LEDで、キートップの文字が鮮明に浮かび上がる美しい光り方をします。

また、複数デバイスを切り替えるためのEasy-Switchボタンが独立して配置されているのも特徴的です。これにより、複数のパソコンやタブレットをスムーズに切り替えることができます。

デザイン面での唯一の欠点は、キーボードの角度調整機能がないことでしょう。角度は5.5度に固定されているため、角度調整を好むユーザーには不便かもしれません。また、その薄さゆえに、長時間使用すると手首に負担がかかる可能性があります。これを解消するためには、別売りのMXパームレストがおすすめです。

総じて、KX800のデザインは機能性とスタイルを高次元で両立させており、長時間使っても飽きのこない洗練された美しさを持っています。

ロジクール KX800の主な機能はバックライトとFlow機能が特徴的

ロジクール KX800の主な機能の中でも、特に注目すべきは「スマートイルミネーション」と「Flow機能」です。これらの機能が、このキーボードを単なる入力デバイス以上の存在にしています。

まず、「スマートイルミネーション」は、近接センサーと明暗センサーを組み合わせた高度なバックライト機能です。手がキーボードに近づくだけで自動的にバックライトが点灯し、手を離すと消灯します。また、周囲の明るさに応じて自動的に明るさを調整するため、暗い環境でも明るい環境でも最適な視認性を確保しながら、バッテリーの消費を最小限に抑えることができます。この機能は、夜間作業やさまざまな照明条件下での作業において非常に便利です。

次に「Flow機能」は、ロジクール独自の技術で、複数のパソコンやタブレットをシームレスに操作できる機能です。対応するロジクールのマウスと組み合わせることで、マウスカーソルを画面の端から移動させるだけで、別のコンピュータへとカーソルが「流れる」ように移動します。さらに、テキストやファイルなどもデバイス間でコピー&ペーストできるため、複数のデバイスを使った作業がスムーズになります。

これに加えて、「Easy-Switch」ボタンも重要な機能です。最大3台のデバイスとペアリングしておき、ボタン一つで素早く切り替えることができます。例えば、仕事用のPC、個人用のPC、タブレットといった具合に使い分けることが可能です。前身のK780などでは、Fnキーと組み合わせる必要がありましたが、KX800ではこのボタンが独立しているため、操作性が向上しています。

また、「Logicool Options」というソフトウェアを使用することで、ファンクションキーのカスタマイズが可能です。例えば、よく使うアプリやウェブサイトを起動するショートカットを設定したり、テンキー上部のキーに特定の機能を割り当てたりできます。Teams会議のミュート操作をキーに割り当てることも可能です。

これらの機能により、KX800は単なるキーボードを超えた「ワークフローを効率化するツール」として機能します。特に複数のデバイスを使い分ける人や、効率よく作業したいプロフェッショナルユーザーにとって、これらの機能は大きな価値を持ちます。

ロジクール KX800の対応OSはWindows/Mac/iOS/Androidと幅広い

ロジクール KX800の大きな魅力の一つは、様々なOS・デバイスに対応している点です。具体的には、Windows、macOS、iOS、Android、Linuxといった主要なプラットフォームで使用することができます。

対応OSの詳細は以下のとおりです:

  • Unifyingレシーバー使用時:Windows 7以降、macOS 10.11以降、Linux、Android 6以降
  • Bluetooth使用時:Windows 8以降、macOS 10.12以降、Linux、iOS 9以降、Android 6以降

このマルチプラットフォーム対応のおかげで、様々な使用シーンが広がります。例えば、仕事ではWindowsパソコン、プライベートではMacやiPadを使うといった場合でも、一つのキーボードですべてをカバーできるのです。

特筆すべきは、WindowsとMacの両方に完全対応している点です。キートップには、WindowsとMacの両方のキー表記が刻印されています。例えば、WindowsのAltキーとMacのOptionキー、WindowsのWinキーとMacのCommandキーが同じキーに表記されており、OSを切り替えても迷うことなく使用できます。

また、KX800はデバイスごとに設定を記憶する機能も備えています。例えば、WindowsとMacでファンクションキーの動作を別々に設定できます。Windowsでは標準的なファンクションキーとして使い、Macではメディアコントロールとして使うといった使い分けも可能です。

さらに、iPadやAndroidタブレットとも接続できるため、外出先でタブレットを使って作業する際にも便利です。タブレットスタンドと組み合わせれば、モバイルオフィス環境を手軽に構築できます。

マルチデバイス活用の具体的なシナリオとしては以下のようなものが考えられます:

  1. デスクトップPCとノートPCを切り替えながら作業する
  2. 仕事用PCと個人用PCを同じデスクで使い分ける
  3. PCで作業しながら、時折iPadでメールチェックする
  4. 会社PCで作業中、個人のスマホでメッセージに返信する

こうしたシーンでは、それぞれのデバイスごとにキーボードを用意する必要がなく、KX800一台で対応できるのです。特にデスクスペースが限られている場合や、複数のデバイスを頻繁に切り替えて使用する場合に、この機能の価値を実感できるでしょう。

ロジクール KX800の使用感とメリット・デメリット

  1. ロジクール KX800のキータッチは軽くて打ちやすいパンタグラフ式が特徴
  2. ロジクール KX800のバッテリー持ちは最大10日間で充電はUSB-C対応
  3. ロジクール KX800の複数デバイス切替機能はEasy-Switchで簡単操作
  4. ロジクール KX800の静音性は高くオフィスや夜間作業に最適
  5. ロジクール KX800の重量と薄さのバランスは安定感を実現
  6. ロジクール KX800の改善点はキー配列と薄さによる手首への負担
  7. まとめ:ロジクール KX800は高価だがタイピング体験と機能性で選ぶ価値あり

ロジクール KX800のキータッチは軽くて打ちやすいパンタグラフ式が特徴

ロジクール KX800の最大の特徴の一つが、パンタグラフ式キーボードによる快適なキータッチです。パンタグラフ式とは、キーの下に「X」字型の支持構造を持つキーボードのことで、一般的にノートパソコンなどで採用されている方式です。

KX800のキータッチは、メカニカルキーボードのようなカチカチとした硬い打鍵感とは異なり、しっとりとした柔らかな感触でありながら適度な反発力があります。キーストロークは1.8mmと浅めですが、キーを押し切ったときの「底打ち感」がしっかりとあるため、タイピングのフィードバックが得られます。

特筆すべきは、各キートップが球状にくぼんでいるデザインです。このくぼみが指の形状にフィットし、キーの中央を正確に押さなくても、端を押した場合でも安定した入力が可能になっています。これにより、タイピング時のミスが減少し、快適なタイピング体験を実現しています。

また、KX800はアイソレーションタイプ(キーとキーの間に隙間があるデザイン)を採用していますが、一般的なアイソレーションキーボードと比べてキー間の隙間が狭く設計されています。これにより、指がキーの隙間に落ちてしまうといった問題が軽減されています。

パンタグラフ式キーボードの大きな利点は、ノートパソコンのキーボードに慣れている方が違和感なく使えることです。デスクトップPC用の標準的なキーボードは打鍵深度が深く、キーが高い傾向がありますが、KX800はノートPCのような薄型設計のため、日常的にノートPCを使用している方にとっては馴染みやすいのが特徴です。

実際のユーザーレビューでも、「打鍵感がノートPCより優れている」「長時間のタイピングでも疲れにくい」「キータッチが軽くて快適」といった評価が多く見られます。特に文章作成やプログラミングなど、長時間のタイピング作業を行う方には高い評価を得ています。

一方で、メカニカルキーボードのような「カチカチ」とした反発感や深い打鍵深度を好む方には、物足りなく感じる可能性もあります。キーボードの打鍵感は好みが分かれる部分ですので、可能であれば実際に店頭で触ってみることをおすすめします。

ロジクール KX800のバッテリー持ちは最大10日間で充電はUSB-C対応

ロジクール KX800のバッテリー性能は、ワイヤレスキーボードとしては優れたものを持っています。内蔵のリチウムポリマー充電式バッテリーにより、バックライトを使用した状態でも最大10日間、バックライトをオフにした状態なら最大5ヶ月間という長時間の使用が可能です。

充電方式はUSB Type-Cを採用しており、現代のデバイスと共通の充電ケーブルで充電できるのも大きなメリットです。近年ではスマートフォンやタブレットなど多くのデバイスがUSB-Cに移行しているため、デスク周りのケーブルを一元化できるというメリットがあります。また、USB-Cは裏表を気にせず挿せるのも便利な点です。

充電時間は約4時間でフル充電が可能です。バッテリー残量が少なくなると、キーボード上部のLEDインジケーターが赤色に点灯して知らせてくれるため、突然使えなくなる心配も少ないでしょう。さらに、Logicool Optionsソフトウェアをインストールしていれば、PC上でバッテリー残量を確認することもできます。

実際の使用感としては、バックライト機能があるにもかかわらず、バッテリー持ちが非常に優れています。これは「スマートイルミネーション」機能により、必要なときにだけバックライトが点灯する仕組みになっているためです。例えば、オフィスのような明るい環境では自動的にバックライトがオフになるため、バッテリーの消費を抑えられます。

ユーザーの使用頻度や使用環境によって実際のバッテリー持続時間は変わってきますが、一般的な使用であれば週に1回程度の充電で十分対応できるでしょう。また、万が一バッテリーが切れてしまった場合でも、USB-Cケーブルを接続すれば充電しながら使用することが可能です。

他の多くのワイヤレスキーボードでは乾電池式が採用されていますが、KX800では内蔵バッテリー式となっています。乾電池の交換が不要という点ではメリットですが、長期間使用して内蔵バッテリーの性能が低下した場合には交換が難しいというデメリットもあります。ただし、ロジクール製品の保証期間は2年間となっているため、その期間内であれば保証対応が可能です。

総じて、KX800のバッテリー性能とUSB-C対応の充電方式は、現代のワークスタイルに合わせた使いやすさを提供しています。

ロジクール KX800の複数デバイス切替機能はEasy-Switchで簡単操作

ロジクール KX800の大きな魅力の一つが、「Easy-Switch」と呼ばれる複数デバイス切替機能です。この機能により、最大3台のデバイスを簡単に切り替えながら使用することができます。

キーボード上部に独立して配置された「1」「2」「3」のボタンがEasy-Switchボタンです。それぞれのボタンに異なるデバイスをペアリングしておくことで、ボタン一つで素早くデバイスを切り替えることができます。例えば、「1」にデスクトップPC、「2」にノートPC、「3」にiPadといった具合に設定できます。

この機能の使い方は非常に簡単です。最初のペアリング時に、どのボタンにどのデバイスを割り当てるかを決めるだけです。一度ペアリングが完了すれば、その後はボタンを押すだけで瞬時に接続が切り替わります。現在どのデバイスに接続されているかは、対応するボタンが白く光ることで視覚的にも確認できます。

注目すべきは、KX800のEasy-Switchボタンが独立しているという点です。以前のモデル(K780など)では、Fnキーと組み合わせてデバイスを切り替える必要がありましたが、KX800ではボタンが独立しているため、操作性が格段に向上しています。これにより、デバイス切替時のストレスが大幅に軽減されました。

さらに、KX800はBluetooth接続とUnifyingレシーバー接続の両方に対応しています。例えば、「1」にはUnifyingレシーバーを使ったPC、「2」と「3」にはBluetoothでスマホとタブレットを接続するといった使い方も可能です。この柔軟性により、様々なデバイスとの接続がスムーズになります。

また、ロジクールの「Flow」機能に対応したマウス(MX Master 3など)と組み合わせることで、さらに便利な使い方ができます。Flow機能を使えば、マウスカーソルを画面の端から移動させるだけで、別のコンピュータに「流れる」ように移動します。キーボードの入力先も自動的に切り替わるため、複数のデバイスをあたかも1台のように操作できるようになります。

この複数デバイス切替機能の実用例としては、以下のようなシナリオが考えられます:

  1. 仕事用PCと個人用PCを同じデスクで切り替えて使用
  2. デスクトップPCでの作業中に、iPadでメールチェックや動画視聴
  3. 会社のノートPCとスマートフォンを切り替えながら作業
  4. WindowsとMacを使い分けるクリエイティブ作業

KX800のEasy-Switch機能は、マルチデバイス環境での作業効率を大幅に向上させる強力な機能と言えるでしょう。

ロジクール KX800の静音性は高くオフィスや夜間作業に最適

ロジクール KX800の注目すべき特長の一つが、優れた静音性です。パンタグラフ式のキー構造を採用しているため、メカニカルキーボードのようなカチカチという大きな音は発生せず、軽やかな「ペチペチ」というソフトなタイピング音で、周囲への音の影響が最小限に抑えられています。

この静音性は様々なシチュエーションで活きてきます。例えば、オープンスペースのオフィスでは、大きなタイピング音は周囲の同僚の集中力を妨げる可能性がありますが、KX800なら静かにタイピングできるため、周囲への配慮が可能です。また、Web会議やオンライン通話が多い現代のワークスタイルにおいても、自分のキーボード音がマイクに入りにくいという利点があります。

特に夜間作業やリモートワークをする場合、家族が寝ている時間帯でも気兼ねなく作業できるのは大きなメリットです。部屋を共有している場合や、壁の薄いアパートなどでは、キーボードの音が問題になることもありますが、KX800ならその心配も少なくなります。

実際のユーザーレビューでも、「とても静かで快適」「他人に迷惑をかけずに使える」「夜中に使っても家族に迷惑をかけない」といった声が多く見られます。メカニカルキーボードのようなカチカチ音が好きな方には物足りないかもしれませんが、静音性を重視する方には理想的な選択肢となるでしょう。

また、KX800は単に静かなだけではなく、タイピングのフィードバック感も適度に確保されています。キーの打鍵感は軽やかでありながらも、しっかりとした手応えがあり、無音すぎて打った感覚がないという問題も起きません。これにより、静音性と操作感のバランスが取れたキーボードとなっています。

静音性能をさらに高めたい場合は、デスクマットやキーボードマットの上に置くという方法もあります。これにより、キーボードの振動が机に伝わることを防ぎ、より静かな環境を作ることができます。

KX800の静音性は、集中して作業したい人、周囲への配慮が必要な環境で作業する人、夜間や静かな環境で作業する人にとって、大きな価値をもたらすでしょう。

ロジクール KX800の重量と薄さのバランスは安定感を実現

ロジクール KX800の特筆すべき特徴の一つが、「薄くて重い」という一見矛盾するような特性を兼ね備えている点です。厚さ約20.5mmという薄型設計でありながら、810gという適度な重量感があります。この絶妙なバランスが、使用時の安定感につながっています。

KX800の本体内部にはメタルプレートが採用されており、これが重量感の要因となっています。一般的に薄型キーボードは軽量であることが多く、タイピング時に動いてしまうという問題がありますが、KX800では適度な重さと底面のラバーフィートの組み合わせにより、デスク上でほとんど動かない安定性を実現しています。

この安定感は実際のタイピング体験に大きく影響します。キーボードがズレることなく固定されているため、集中してタイピングできます。特に高速でタイピングする場合や長文を入力する場合など、長時間の使用において、この安定感の価値は高まります。

ユーザーレビューでも「キーボードが動かないので安心感がある」「薄いのに驚くほど安定している」といった声が多く見られます。デスク上でキーボードが滑るストレスを経験した方なら、この安定感の価値を十分に理解できるでしょう。

また、薄型設計によるメリットも多くあります。例えば、低いキーボード高さにより、手首への負担が軽減されます(ただし、あまりに薄すぎるため、逆に手首に負担がかかる場合もあります。後述の「改善点」で詳しく解説します)。また、デスク上のスペースを有効活用できるのも利点です。

ただし、この重量感は持ち運びには不向きという一面もあります。KX800は基本的にデスク上に据え置いて使うことを前提とした設計で、頻繁に持ち歩くキーボードとしては適していません。タブレットと組み合わせて外出先で使うといった用途には、より軽量なKX700(MX KEYS mini)などが適しているでしょう。

この「薄くて重い」という特徴は、デスクワーク中心のユーザーにとって非常に魅力的なポイントです。薄さによる省スペース性と見た目の美しさ、そして重量感による安定したタイピング体験という、通常は両立しにくい要素をうまく融合させた設計と言えるでしょう。

ロジクール KX800の改善点はキー配列と薄さによる手首への負担

ロジクール KX800は多くの優れた特徴を持つ高級キーボードですが、いくつかの改善点も存在します。主な問題点は、一部のキー配列と極端な薄さによる人間工学的な課題です。

まず、キー配列に関する問題点として、特にDeleteキーの位置が挙げられます。一般的なキーボードでは、Backspaceキーの上にDeleteキーが配置されていることが多いのですが、KX800ではその位置にメディアコントロールキー(音量調節など)が配置されています。Deleteキーは別の位置にあるため、特に他のキーボードからの移行時に戸惑うユーザーも少なくありません。

また、ファンクションキー(F1~F12)の配置も独特で、標準的なキーボードでは数字の「1」の上にF1キーが配置されるのに対し、KX800では「2」の上にF1が配置されています。これにより、F2を押そうとしてF1を押してしまうなど、ミスタイプが発生することがあります。

これらのキー配列の問題は、Logicool Optionsソフトウェアを使用してカスタマイズすることで一部解決できます。このソフトウェアを使えば、特定のキーに別の機能を割り当てることができるため、例えば音量キーにDeleteの機能を割り当てるといった対応が可能です。ただし、すべてのキーをカスタマイズできるわけではないため、完全な解決策とは言えません。

次に、KX800の極端な薄さ(約20.5mm)は見た目の美しさや省スペース性には貢献していますが、人間工学的には問題を引き起こす可能性があります。キーボードが薄すぎると、手首が不自然な角度になり、長時間のタイピングで手首や腕に負担がかかることがあります。

この問題に対処するために、ロジクールは「MXパームレスト」という専用のリストレストを別売りで提供しています。このパームレストはKX800と完璧に合うようデザインされており、手首の高さを適切に保つことができます。また、DIYの解決策として、厚さ1cmほどの発泡スチロールの板をキーボードの下に敷く方法もユーザーの間で共有されています。

さらに、キーボードの角度を調整する機能がない点も一部のユーザーにとっては不便です。KX800は角度が5.5度に固定されており、調整用の折りたたみ式の足がありません。キーボードの角度調整を好むユーザーには、この仕様は制限に感じられるかもしれません。

これらの問題点は、KX800の全体的な品質や使用感を大きく損なうものではありませんが、購入を検討している方は自分の使用環境や好みに合わせて考慮する必要があるでしょう。特に、長時間のタイピング作業を行う方は、パームレストの併用を検討することをおすすめします。

まとめ:ロジクール KX800は高価だがタイピング体験と機能性で選ぶ価値あり

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. ロジクール KX800(MX KEYS)は高級ワイヤレスキーボードで、約2万円という価格に見合った品質と機能性を備えている
  2. パンタグラフ式の軽快なキータッチと球状にくぼんだキートップが、快適なタイピング体験を提供する
  3. バックライトは手が近づくと自動で点灯する「スマートイルミネーション」機能を搭載している
  4. 最大3台のデバイスを簡単に切り替えられる「Easy-Switch」機能は、複数の機器を使う人に便利
  5. USB Type-C充電に対応し、バックライト使用時でも約10日間、未使用時は最大5ヶ月間のバッテリー持続時間を実現
  6. Windows、Mac、iOS、Androidなど、主要なOSに幅広く対応している
  7. 静音性が高く、オフィスや夜間作業でも周囲に迷惑をかけにくい設計になっている
  8. 薄型でありながら810gの重量があり、タイピング時の安定感が優れている
  9. 極端な薄さによる手首への負担は、別売りのMXパームレストで軽減できる
  10. Deleteキーやファンクションキーの配置が独特で、慣れるまで戸惑う可能性がある
  11. ロジクールのFlow機能に対応しており、対応マウスと組み合わせることで複数デバイス間のシームレスな操作が可能
  12. 後継機種としてMX KEYS S(KX800s)が登場しており、Smart Actions機能が追加されている

調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト

  • https://www.logicool.co.jp/ja-jp/shop/p/mx-keys-s
  • https://note.com/moku_kumo/n/nd77b2487770e
  • https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89-KX800-bluetooth-Unifying/dp/B07XQ7G6BH
  • https://kakaku.com/item/K0001193639/
  • https://www.watch.impress.co.jp/docs/review/review/1222502.html
  • https://forerunners.org/home/
  • https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB+kx800/
  • https://sabawaku.serverworks.co.jp/entry/keyboard-logicool-kx800-mk
  • https://www.nekatsu.com/entry/logicool-kx800
  • https://www.shinryo-hoshu.com/shopdetail/14868634