ロジクールから2024年6月に発売された「Keys-to-Go 2」は、タブレットやスマートフォン向けの超薄型ワイヤレスキーボードです。222gという軽量ボディと8.9mm-4.3mmの薄さで、ロジクール史上最もポータブルなキーボードとして注目を集めています。
初代Keys-to-Goからさらに進化し、タイピング体験が向上したこの製品について、特徴や使い方、トラブル解決法まで徹底解説します。通常版とiPad版の違いや、初代との比較も含め、購入を検討している方に役立つ情報をお届けします。
記事のポイント!
- ロジクールkeys-to-go2の基本スペックと特徴について
- 初代Keys-to-Goと新型Keys-to-Go 2の違いと進化点
- iPad版と通常版の違いと選び方
- 絵文字や特殊文字が入力できない問題の解決方法

ロジクールkeys-to-go2の特徴とスペック
- ロジクールkeys-to-go2は超薄型で携帯性に優れたキーボード
- ロジクールkeys-to-go2のバッテリー寿命は約36ヶ月と長持ち
- ロジクールkeys-to-go2のキータッチは18mmピッチで打ちやすい
- ロジクールkeys-to-go2はマルチデバイス対応でEasy-Switch機能搭載
- ロジクールkeys-to-go2の保護カバーは耐久性を高める工夫
- ロジクールkeys-to-go2のサステナビリティへの取り組みは再生プラスチック使用
ロジクールkeys-to-go2は超薄型で携帯性に優れたキーボード
ロジクールkeys-to-go2は、「ロジクール史上最もポータブルなキーボード」として開発された超薄型のワイヤレスキーボードです。厚さはわずか8.9mm-4.3mmという薄さで、重量も電池を含めてたったの222gしかありません。このコンパクトさは、まさにポケットに入れて持ち運べるサイズ感です。
外出先でタブレットやスマートフォンを使って作業する機会が増えている現代において、このような携帯性の高いキーボードの需要は高まっています。特にiPadやAndroidタブレットユーザーにとって、画面上のソフトウェアキーボードではなく、物理キーボードで入力できることのメリットは大きいでしょう。
本体のサイズは幅105mm×高さ250mmと、一般的なタブレットと組み合わせても違和感のないサイズになっています。バッグの中で場所を取らず、必要なときにサッと取り出して使えるのが魅力です。特に移動中や外出先での作業が多い方にとって、この携帯性は大きなアドバンテージになるでしょう。
カラーバリエーションはグラファイトのみの展開となっていますが、シックな印象で様々なデバイスと合わせやすいデザインになっています。シンプルでありながら洗練された外観は、ビジネスシーンでも違和感なく使用できます。
ロジクールkeys-to-go2の超薄型・軽量設計は、モバイルワークを重視するユーザーのニーズに応えた結果と言えるでしょう。タブレットやスマートフォンとセットで持ち運ぶことで、外出先での生産性を大幅に向上させることができます。
ロジクールkeys-to-go2のバッテリー寿命は約36ヶ月と長持ち
ロジクールkeys-to-go2の注目すべき特徴のひとつが、その優れたバッテリー寿命です。コイン形リチウム電池(CR2032)2個を使用し、約36ヶ月もの長期間使用することができます。この数値は1日2時間の連続したタイピングを想定した場合の目安であり、使用状況によって変動する可能性がありますが、それでも非常に長持ちすると言えるでしょう。
長いバッテリー寿命は、特に外出先での使用を考えた場合に大きなメリットとなります。充電器やケーブルを持ち歩く必要がなく、電池切れを心配せずに長期間使用できるため、モバイルワーカーにとって理想的な設計と言えます。
また、使用している電池がコイン型電池という点も重要です。一般的に充電式リチウムイオン電池を搭載したワイヤレスキーボードも多くありますが、充電式の場合は充電ポートやケーブルの接続が必要になり、その分デバイスの厚みや重量が増してしまいます。コイン型電池を採用することで、超薄型・軽量というkeys-to-go2の最大の特徴を損なうことなく、長いバッテリー寿命を実現しています。
万が一電池が切れてしまった場合でも、CR2032は一般的なコイン型電池であり、多くの店舗で入手可能です。取り替えも簡単で、特別な工具も必要ありません。
このように、ロジクールkeys-to-go2はバッテリー面においても利便性を追求し、ユーザーが電池切れを心配せずに長期間使用できるように設計されています。毎日の使用でも約3年も持つバッテリー寿命は、モバイルキーボードとして十分な性能と言えるでしょう。
ロジクールkeys-to-go2のキータッチは18mmピッチで打ちやすい
ロジクールkeys-to-go2は、18mmピッチのパンタグラフキーを採用しており、薄型でありながら快適なタイピング体験を提供します。キーピッチとは、キーの中心から隣のキーの中心までの距離を指し、一般的なデスクトップキーボードでは19mm前後が標準とされています。18mmというピッチは、モバイルキーボードとしては比較的広めのスペースを確保しており、指が大きい方でも打ちやすい設計になっています。
パンタグラフ方式のキースイッチは、薄型キーボードによく用いられる機構で、キーの安定性が高く、均一な打鍵感を実現します。初代Keys-to-Goと比較すると、キータッチが大幅に改善されており、長時間のタイピングでも疲れにくいよう設計されています。
打鍵感については、薄型ながらも「静かで軽快なタイピング体験」を実現していると製品情報にあります。モバイル環境での使用を考慮し、カフェや図書館などの静かな場所でも周囲に迷惑をかけずに作業できる静音設計となっています。
また、キーボードの角度にも工夫が施されています。初代モデルはフラットな設計でしたが、keys-to-go2は若干の角度がついた設計となっており、よりタイピングがしやすくなっています。この角度によって、長時間のタイピングでも手首への負担が軽減されるでしょう。
スクリーンショットキーや音楽再生、音量コントロールなどのショートカットキーも搭載されており、タブレットやスマートフォンでの作業効率を高めることができます。こうした機能キーの配置も使いやすく設計されており、操作性を重視した開発がなされていることがうかがえます。
ロジクールkeys-to-go2はマルチデバイス対応でEasy-Switch機能搭載
ロジクールkeys-to-go2の大きな特徴のひとつに、複数のデバイスを簡単に切り替えられる「Easy-Switch」機能があります。この機能により、最大3台のデバイスを同時に接続しておき、ボタン一つで切り替えて使用することができます。例えば、iPadで文書を作成しながら、iPhoneでメッセージの返信をしたり、Windowsパソコンでデータ入力をしたりと、様々な使い方が可能です。
接続方法も非常にシンプルです。接続したいデバイスのBluetoothをオンにし、キーボード左上にあるボタンを長押しするだけで簡単にペアリングができます。一度ペアリングを済ませておけば、次回からはボタンを押すだけで瞬時に切り替えられるので、複数のデバイスを行き来する作業も効率的に行うことができます。
対応OSも幅広く、Windows 10以降、macOS 14以降、iPadOS 17以降、iOS 17以降、Android 12以降、ChromeOSと、ほぼすべての主要OSに対応しています。iPad版(iK1043GRA)に関しては、Apple製品(iPadOS、macOS、iOS)に特化した設計となっていますが、通常版(iK1043GRU)とAmazon.co.jp限定モデル(iK1043GRUd)はマルチOS対応となっています。
Bluetooth接続の通信距離は最大10mとなっており、デバイスから少し離れた場所でも操作可能です。例えば、タブレットを立てかけて少し離れた場所から操作したり、スマートフォンをテレビに接続して離れた場所から操作したりといった使用方法も可能です。
このマルチデバイス対応とEasy-Switch機能は、複数のデバイスを使い分ける現代のデジタルライフスタイルにマッチした機能と言えるでしょう。1つのキーボードで複数のデバイスをシームレスに操作できることで、作業効率の向上と共に、持ち運ぶデバイスの数も減らすことができます。
ロジクールkeys-to-go2の保護カバーは耐久性を高める工夫
ロジクールkeys-to-go2には、キーボード面を保護するカバーが標準で付属しています。この保護カバーは、単なるアクセサリーではなく、製品の耐久性を高める重要な要素として設計されています。特に持ち運びの多いユーザーにとって、バッグの中での傷や汚れからキーボードを守る役割を果たします。
保護カバーは、キーボード表面に付いた小さなゴミや汚れがキーの下に入り込むのを防ぎ、キーの動作不良を予防します。また、液体がこぼれた場合のダメージを軽減する効果も期待できるでしょう。モバイルデバイスとして外出先で使用する機会が多いことを考慮した実用的な設計と言えます。
初代Keys-to-Goでは、経年劣化によりキーボード表面が浮いてきたり曲がったりするという報告がありましたが、keys-to-go2では保護カバーの改良と共に、全体的な耐久性も向上しているようです。ただし、発売されてからまだ日が浅いため、長期使用における耐久性については今後の評価を待つ必要があります。
本体サイズが薄型・軽量であるにもかかわらず、耐久性を確保している点は、携帯性と実用性を両立させたデザインと言えるでしょう。ビジネスシーンや学校、カフェなど様々な場所で使用することを想定し、日常的な使用に耐える設計がなされています。
保護カバーがあることで、キーボードを使用しない時はすぐにカバーをして保護できるため、バッグの中での傷や汚れを気にせず持ち運べるのは大きなメリットです。このように、ロジクールkeys-to-go2は携帯性だけでなく、実用面での耐久性にも配慮された製品設計となっています。
ロジクールkeys-to-go2のサステナビリティへの取り組みは再生プラスチック使用
ロジクールkeys-to-go2は、機能面だけでなく環境に配慮した設計も特徴のひとつです。製品情報によると、再生プラスチックを使用して製造されており、サステナビリティを重視した製品開発が行われています。
ロジクールは「製品開発プロセスのすべての段階を通して、サステナビリティを主要な基準として考慮」していると表明しており、keys-to-go2もその理念に基づいて設計されています。プラスチックの再利用により環境への負荷を減らし、「プラスチックが重要」「パッケージが重要」というフレーズからも環境への配慮が伺えます。
具体的には、製品本体には再生プラスチックが使用されているほか、パッケージにも環境に配慮した素材が採用されているようです。「プラスチックは単に中身を入れる箱ではない」という記述から、パッケージデザインにおいても環境負荷を減らす工夫がなされていると推測されます。
ロジクール社は2050年までにネットゼロを目指すパリ協定の1.5℃公約を支持しており、事業運営と製品ポートフォリオ全体でカーボンニュートラルの認定を受けています。また、パッケージにはFSC®認証を取得した森林由来の材料を採用するなど、循環型経済への貢献も進めています。
このようなサステナビリティへの取り組みは、環境意識の高い現代のユーザーにとって、製品選択の重要な判断基準となるでしょう。ロジクールkeys-to-go2は、高性能でありながら環境にも配慮した製品として、持続可能な社会への貢献を目指していることがうかがえます。

ロジクールkeys-to-go2の使い方とトラブル解決
- ロジクールkeys-to-go2とデバイスのペアリング方法は簡単3ステップ
- ロジクールkeys-to-go2のショートカットキーは生産性向上に貢献
- ロジクールkeys-to-go2で特殊文字が入力できない問題の解決法
- ロジクールkeys-to-go2の絵文字入力設定方法は初期設定が必要
- ロジクールkeys-to-go2と初代Keys-to-Goの違いは打ちやすさが向上
- ロジクールkeys-to-go2のiPad版と通常版の違いはショートカットキー
- まとめ:ロジクールkeys-to-go2は携帯性と使いやすさを両立した最適なモバイルキーボード
ロジクールkeys-to-go2とデバイスのペアリング方法は簡単3ステップ
ロジクールkeys-to-go2とデバイスのペアリングは、非常にシンプルで直感的な操作で行うことができます。基本的なペアリング方法は以下の3ステップで完了します。
まず1つ目のステップとして、ペアリングしたいデバイス(タブレットやスマートフォン、パソコンなど)のBluetooth機能をオンにします。設定画面から「Bluetooth」を選択し、新しいデバイスを検索できる状態にしておきましょう。
2つ目のステップでは、keys-to-go2のキーボード左上にあるEasy-Switchボタンを長押しします。このボタンは1、2、3の番号が付いており、それぞれ異なるデバイスに対応しています。例えば、1番目のデバイスとしてペアリングする場合は「1」のボタンを長押しします。ボタンのインジケーターが点滅し始めると、ペアリングモードに入った合図です。
3つ目のステップでは、デバイスの画面に表示される「Keys-To-Go 2」を選択します。接続が完了すると、インジケーターの点滅が止まり、安定した点灯になります。これでペアリングは完了です。
一度ペアリングしたデバイスは記憶されるため、次回からはEasy-Switchボタン(1、2、3のいずれか)を短く押すだけで、すぐに接続を切り替えることができます。最大3台のデバイスを登録しておけば、ボタン一つで瞬時に切り替え可能です。
例えば、1番にiPad、2番にiPhone、3番にWindowsパソコンをペアリングしておけば、それぞれのデバイスを状況に応じて使い分けることができます。この機能は複数のデバイスを使用する方にとって非常に便利な機能と言えるでしょう。
なお、長期間使用していないデバイスとの再接続時や、何らかの理由で接続が切れた場合は、上記の手順を再度行うことで再接続が可能です。ペアリングに問題が生じた場合は、一度デバイス側のBluetooth設定から「デバイスの削除」を行い、新規デバイスとして再登録することで解決できることが多いです。
ロジクールkeys-to-go2のショートカットキーは生産性向上に貢献
ロジクールkeys-to-go2には、作業効率を高めるための様々なショートカットキーが搭載されています。これらのショートカットキーを活用することで、タブレットやスマートフォンでの作業がより快適になり、生産性が向上します。
まず基本的なショートカットキーとして、スクリーンショットの撮影機能があります。画面のキャプチャーが必要な場面で、このショートカットキーを押すだけですぐに撮影できるため、手順を覚える必要がなく便利です。ビジネスシーンや学習場面で画面の情報を素早く保存したい時に役立ちます。
また、メディア操作用のショートカットキーも充実しています。音楽の再生/一時停止、曲送り/曲戻し、ミュート/ミュート解除、音量調整などの操作がキーボードから直接行えるため、動画視聴や音楽鑑賞をしながら作業する場合に非常に便利です。デバイス本体に触れずに操作できるため、作業の中断を最小限に抑えることができます。
iPad版(iK1043GRA)の場合は、iPadOSに最適化されたショートカットキー列が追加されています。例えば、ホーム画面への移動、アプリの切り替え、検索機能の呼び出しなど、iPadの操作に特化したショートカットが利用できます。これにより、iPadでの作業効率が一層向上するでしょう。
一方、通常版(iK1043GRU)とAmazon.co.jp限定モデル(iK1043GRUd)は、Windows、Mac、Android、ChromeOSなど、幅広いOSに対応したショートカットキーが配置されています。マルチプラットフォームで使用する予定がある方には、こちらのモデルがおすすめです。
さらに、ロジクールkeys-to-go2はロジクールのソフトウェア「Logi Options+」にも対応している可能性があります。このアプリを使用すると、F列キーのカスタマイズが可能になり、自分の使い方に合わせたショートカットに設定できます。ただし、この機能の対応状況については公式情報で確認することをおすすめします。
これらのショートカットキーを活用することで、タブレットやスマートフォンでの作業効率が格段に向上し、デスクトップ環境に近い使い心地を実現することができるでしょう。日常的な使用の中で、これらの便利なショートカットに慣れていくことで、より快適な作業環境を構築できます。
ロジクールkeys-to-go2で特殊文字が入力できない問題の解決法

ロジクールkeys-to-go2を使用していると、「@」や「_(アンダーバー)」、「[](角括弧)」、「;(セミコロン)」、「:(コロン)」などの特殊文字が入力できないという問題が発生することがあります。これは、キーボードの設定が正しく行われていないために起こる現象です。
この問題の主な原因は、ハードウェアキーボードの設定がJIS配列になっていないことです。日本語環境で使用する場合は、JIS配列の設定が必要となります。解決方法は以下の手順で行うことができます。
まず、設定アプリを開き、「一般」→「キーボード」→「ハードウェアキーボード」→「キーボードの種類」と進みます。そこで「JIS」を選択します。これで特殊文字の入力問題は解決するはずです。
しかし、それでも問題が解決しない場合があります。独自調査の結果、そのような場合は一度Bluetooth接続を切って再度接続することで正しく設定されることがわかっています。具体的には、デバイスのBluetooth設定から一度keys-to-go2の接続を解除し、再度ペアリングを行うという手順です。
特に、iPadやiPhoneで使用する場合に多く見られる問題ですが、この方法で解決することがほとんどです。設定変更後に再接続することで、キーボードレイアウトが正しく認識され、すべての特殊文字が問題なく入力できるようになります。
また、WindowsやMacなど異なるOSでも同様の問題が発生する可能性があります。その場合も、各OSのキーボード設定で適切な配列(日本語配列)を選択し、再接続することで解決できることが多いです。
なお、US配列のキーボードを使用したい場合は、キーボードの種類で「US」を選択することで対応できます。ただし、その場合は記号類の配置が日本語環境とは異なるため、キーの印字と実際の入力結果が一致しない場合があることに注意が必要です。
このような特殊文字入力の問題は、初期設定の際に適切な配列が選択されていないことが原因であるため、一度正しく設定すれば継続して問題なく使用できるようになります。
ロジクールkeys-to-go2の絵文字入力設定方法は初期設定が必要
ロジクールkeys-to-go2を使用している際に、絵文字ショートカットキーが反応しないという問題が生じることがあります。これは、特に初めて使用する際に多く見られる現象で、簡単な初期設定で解決することができます。
まず、絵文字ショートカットが反応しない主な原因は、デバイス側の絵文字キーボードが有効になっていないことです。特にiPadやiPhoneなどのiOS/iPadOSデバイスでは、初期状態では絵文字キーボードが追加されていない場合があります。
解決方法は非常にシンプルです。設定アプリを開き、「一般」→「キーボード」→「新しいキーボードを追加」と進み、そこから「絵文字」を選択します。これにより、絵文字キーボードがデバイスに追加され、ショートカットキーが使えるようになります。
絵文字キーボードを追加した後は、keys-to-go2の顔マーク(絵文字)キーを押すことで、絵文字選択メニューが表示されるようになります。また、地球儀キーで絵文字メニューを表示したい場合は、「設定」→「一般」→「キーボード」→「ハードウェアキーボード」の中にある「地球儀キーで絵文字」というオプションにチェックを入れることで、その機能を有効にすることができます。
興味深いことに、初めから絵文字キーボードを追加している場合は、この問題が発生しないことがあります。また、絵文字キーボードを追加しないと、ハードウェアキーボードの設定に「地球儀キーで絵文字」という項目自体が表示されないこともあります。
このように、ロジクールkeys-to-go2での絵文字入力は、デバイス側の初期設定が必要となる場合があります。一度設定を行えば、その後は問題なく絵文字が使用できるようになるため、最初のセットアップ時に確認しておくと良いでしょう。
なお、特殊文字の入力問題と同様に、絵文字設定を行った後に一度Bluetooth接続を切って再接続することで、設定が正しく反映されることがあります。設定変更が反映されない場合は、この方法も試してみることをおすすめします。
ロジクールkeys-to-go2と初代Keys-to-Goの違いは打ちやすさが向上
ロジクールkeys-to-go2は、初代Keys-to-Goから様々な点で進化を遂げています。特に顕著な違いは、タイピング体験の向上です。独自調査によると、初代モデルはキータッチを犠牲にして軽量化を図っていたのに対し、keys-to-go2は軽量でありながらもタイピングのストレスを大幅に軽減しています。
具体的な違いとして、初代Keys-to-Goはフラットなキーボード設計でしたが、keys-to-go2には適度な角度がついており、長時間のタイピングでも疲れにくい設計になっています。この角度の変更により、自然な手首の位置でタイピングができるようになり、快適性が向上しています。
また、キーの構造も改良されています。両モデルともパンタグラフ方式を採用していますが、keys-to-go2ではキーの安定性が向上し、より確実なキー入力が可能になっています。独自調査では、初代モデルは経年劣化によりキーボード表面が浮いてきたり曲がったりする現象が報告されていましたが、keys-to-go2ではそうした問題への対策が施されていると考えられます。
重量と厚さに関しては、初代Keys-to-Goが約180g、厚さ6mmだったのに対し、keys-to-go2は222g、厚さ8.9mm-4.3mmとなっています。若干重くなっていますが、それでもロジクール史上最もポータブルなキーボードという位置づけは変わらず、携帯性と打ちやすさのバランスが取れた設計になっています。
保護面では、初代モデルにも防水性能がありましたが、keys-to-go2では保護カバーが標準装備されており、持ち運び時のキーボード面の保護が強化されています。これにより、バッグの中での傷やホコリからキーボードを守ることができます。
バッテリー寿命に関しては、初代モデルが充電式で約3ヶ月の使用が可能だったのに対し、keys-to-go2はCR2032コイン電池2個で約36ヶ月と大幅に向上しています。充電の手間がなくなり、より長期間使用できるようになりました。
このように、ロジクールkeys-to-go2は初代モデルの「軽量・薄型」という特徴を継承しつつ、タイピング体験や耐久性、バッテリー寿命などの面で大きく進化しており、より実用的なモバイルキーボードとして生まれ変わっています。
ロジクールkeys-to-go2のiPad版と通常版の違いはショートカットキー
ロジクールkeys-to-go2には、通常版(iK1043GRU)とiPad版(iK1043GRA)の2種類のモデルが存在し、それぞれ異なる特徴を持っています。主な違いはキーレイアウトとショートカットキーの構成です。
まず、iPad版(iK1043GRA)の最大の特徴は、iPadOSに最適化されたショートカットキー列が含まれていることです。具体的には、ホーム画面への移動、アプリの切り替え、検索機能の呼び出し、画面の明るさ調整、バーチャルキーボードの表示/非表示など、iPadの操作に特化したショートカットキーが配置されています。これにより、iPadでの作業効率が大幅に向上します。
対応OSに関しても違いがあります。iPad版はmacOS 14以降、iPadOS 17以降、iOS 17以降のApple製品に特化しています。一方、通常版はそれらに加えて、Windows 10以降、Android 12以降、ChromeOSにも対応しており、マルチプラットフォームで使用できる汎用性を持っています。
Amazon.co.jp限定モデル(iK1043GRUd)は基本的に通常版と同じ仕様ですが、保証期間が2年間から1年間に短縮されている点が異なります。価格もそれに応じて若干異なる場合があります。
キーレイアウトは両モデルとも日本語配列を採用していますが、ファンクションキーの割り当てが異なります。iPad版はApple製品での使用を想定した配置になっており、通常版はより汎用的な配置となっています。また、iPad版では特定のiPadOS機能へのアクセスが容易になるよう最適化されています。
選択の基準としては、主にApple製品(特にiPad)で使用する予定なら iPad版、複数のOSをまたいで使用する予定なら通常版が適しています。例えば、iPadとWindowsパソコンの両方で使いたい場合は通常版の方が使い勝手が良いでしょう。
価格は公式オンラインストアでは両モデルとも13,200円(税込)ですが、販売チャネルによって異なる場合があります。Amazonなどのオンラインショップでは、割引価格で提供されていることもあるため、購入前に比較検討することをおすすめします。
このように、ロジクールkeys-to-go2のiPad版と通常版は、使用するデバイスや用途に応じて選択することで、より効率的な作業環境を構築することができます。

まとめ:ロジクールkeys-to-go2は携帯性と使いやすさを両立した最適なモバイルキーボード
最後に記事のポイントをまとめます。
- ロジクールkeys-to-go2は厚さ8.9mm-4.3mm、重量222gの超薄型・軽量設計で、ロジクール史上最もポータブルなキーボード
- バッテリー寿命は約36ヶ月(CR2032コイン電池2個使用)と長持ちで、外出先での使用でも電池切れを心配する必要が少ない
- 18mmピッチのパンタグラフキーにより、薄型ながらも快適なタイピング体験を実現
- Easy-Switch機能により最大3台のデバイスを簡単に切り替えて使用可能
- 保護カバーが標準装備されており、持ち運び時の傷や汚れからキーボードを保護
- 再生プラスチックを使用するなど、サステナビリティを意識した製品設計
- ペアリング方法は簡単3ステップで、複数のデバイスとの接続も容易
- スクリーンショットや音楽再生などの便利なショートカットキーを搭載
- 特殊文字や絵文字が入力できない問題は、適切な初期設定と再接続で解決可能
- 初代Keys-to-Goと比較して、キータッチやバッテリー寿命が大幅に向上
- iPad版と通常版があり、iPad版はiPadOSに最適化されたショートカットキーを搭載
- 通常版はWindows、Mac、Android、ChromeOSなど幅広いOSに対応
- 2024年6月27日に発売され、公式オンラインストア価格は13,200円(税込)
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://www.logicool.co.jp/ja-jp/shop/p/keys-to-go2-universal
- https://www.logitech.com/en-us/shop/p/keys-to-go2-universal
- https://www.amazon.com/Logitech-Portable-Wireless-Keyboard-Bluetooth/dp/B0D2FD5994
- https://www.logitech.com/en-us/products/tablet-keyboards/keys-to-go2-universal.html
- https://www.amazon.co.jp/%E3%80%90Amazon-co-jp%E9%99%90%E5%AE%9A%E3%80%91-%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB-iK1043GRUd-%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89-Easy-Switch/dp/B0D21CFRFD
- https://www.logitech.com/en-us/shop/p/keys-to-go2-universal.920-012867
- https://www.bestbuy.com/site/logitech-keys-to-go-2-slim-portable-bluetooth-keyboard-for-tablet-with-built-in-cover-graphite/6585256.p?skuId=6585256
- https://press.logicool.co.jp/ja-jp/keys-to-go-2/
- https://www.apple.com/shop/product/HRYY2ZM/A/logitech-keys-to-go-2-for-ipad-graphite
- https://note.com/nagakumo1ban/n/n73f9a5445bee