
ロジクールのゲーミングイヤホンを検討しているけど、実際の使用感や性能が気になりますよね。周辺機器で定評のあるロジクールですが、イヤホン製品はどうなのか、本当に満足できる音質なのか、ユーザーからどんな評価を得ているのか知りたいところです。本記事では、有線モデルの「G333」と耳型に合わせて成形できる無線モデル「G FITS」を中心に、ロジクールイヤホンの実力を独自調査してまとめました。
音質、装着感、マイク性能、コスパなど様々な角度からロジクールイヤホンを分析しています。価格帯も6,000円台から3万円台と幅広いため、予算や用途に合わせた選び方も解説。FPS・TPSなどのゲームプレイや音楽鑑賞、オンライン会議など、どんな使い方に向いているのかも詳しく説明しています。これからロジクールイヤホンを購入検討している方はぜひ参考にしてください。
記事のポイント!
- ロジクールのゲーミングイヤホン「G333」と「G FITS」の性能と特徴を徹底比較
- 音質、マイク性能、装着感など実際のユーザー評価から分かるメリット・デメリット
- 価格帯別のおすすめモデルと、他社製品との比較ポイント
- ゲーミングや日常使用など用途別に見るロジクールイヤホンの選び方

ロジクールイヤホン評価を徹底解説
- ロジクールイヤホンはゲーミング性能に優れた製品が多い
- ロジクールイヤホン評価の全体的な口コミは音質とコスパで高評価
- ロジクールイヤホンの種類は有線タイプと無線タイプの2種類が主流
- ロジクールイヤホンの音質評価はバランスの良さが特徴
- ロジクールイヤホンのマイク性能は明瞭度が高く好評
- ロジクールイヤホンの装着感は製品によって大きく異なる
ロジクールイヤホンはゲーミング性能に優れた製品が多い
ロジクールは長年ゲーミングデバイスを開発してきたメーカーであり、イヤホン製品にもそのノウハウが活かされています。特にゲーミングに重要な「定位感」と「レイテンシー(遅延)」の低さに力を入れており、FPSやTPSのような正確な音の位置把握が必要なゲームでも優れた性能を発揮します。
製品ラインナップとしては、G333のような有線モデルからG FITSのような最新無線モデルまで幅広く展開。それぞれゲーミング用途に最適化されており、デュアルドライバーを採用した製品も多く見られます。例えばG333はデュアルダイナミックドライバーを採用し、5.8mmと9.2mmの2つのドライバーで中高音と低音を分担して再生することで、ゲーム音の細部まで再現しています。
ゲーミングイヤホンとしての強みは、単に音質が良いだけでなく、敵の足音や銃声の方向をより正確に把握できる点にあります。G FITSに関しては、レビュアーから「前後左右・斜め・上下からの音がはっきりとわかる」との高評価を得ており、敵の位置把握に役立つと好評です。
価格帯も6,000円台から3万円台と幅広く、初心者からプロゲーマーまで様々なニーズに対応しています。ただし、定位感に関しては上位モデルのほうが優れている傾向があり、特にG FITSはこの点で高い評価を得ています。
接続面でも、G FITSは独自のLIGHTSPEED通信技術を採用し、遅延を最小限に抑えることに成功。Bluetooth接続と比べても明らかに低遅延で、音楽だけでなく音ゲーなどのタイミングが重要なゲームにも適しています。
ロジクールイヤホン評価の全体的な口コミは音質とコスパで高評価
ユーザーからの口コミを分析すると、ロジクールイヤホンは総じて好評価を得ていることがわかります。特に評価が高い点は「価格に対する音質の良さ」と「使いやすさ」です。例えばAmazonのレビューではG333は4.0/5.0の評価を獲得しており、1,000件以上のレビューがついています。
G333に関しては「値段も手頃でよい買い物」「小さな音量でもちゃんと聴こえる」「ゲームの快適性が上がった」といった好意的な口コミが多く見られます。一部のユーザーからは「耳にフィットしない」「音質が少しこもる」といった指摘もありますが、価格帯を考慮すると十分満足できる製品という評価が大多数です。
より高価格帯のG FITSについては、「フィット感が素晴らしい」「音の定位感が優秀」「バランスの取れた音質」といった高評価が目立ちます。特にLIGHTFORM技術による耳型への成形については「今までにないフィット感」と絶賛する声が多数。一方で「アプリ連携が必須」「スタンバイモードが強制的に入る」といった操作性に関する不満点も一部見られます。
価格面でのコストパフォーマンスについては、G333は「6,000円程度でそれなりの音質で、マイクを搭載している変換器付きのゲーミングイヤホンが買えると考えると、コストパフォーマンスは抜群」という評価が多く、予算を抑えたい方への支持が高いようです。
マイクの性能についても「前よりもクリアに聞こえる」「声の芯に当たる音がしっかりと出ていた」など好評価が多く、ゲーム内のボイスチャットやオンライン会議にも十分活用できる品質という声が多く見られます。
ロジクールイヤホンの種類は有線タイプと無線タイプの2種類が主流
ロジクールのイヤホン製品は、大きく分けて有線タイプと無線タイプの2種類があります。それぞれに特徴があり、用途や優先したい機能によって選ぶべきモデルが異なります。
有線タイプの代表格であるG333は、3.5mmプラグでの接続が基本ですが、USB-C変換アダプタも付属しており、スマートフォンやタブレットなど幅広いデバイスに接続可能です。有線の最大のメリットは「遅延がほぼゼロ」という点と「バッテリー切れの心配がない」点。特にFPSなど瞬時の判断が求められるゲームでは有線タイプの方が安心感があります。G333は1.2mのケーブル長でフラットケーブルを採用しており、絡まりにくい設計になっています。
一方、無線タイプの代表格G FITSは、Bluetooth接続と独自のLIGHTSPEED接続の2種類の接続方法に対応。LIGHTSPEED接続では遅延を極限まで抑え、有線に近い反応速度を実現しています。バッテリー持ちについては、LIGHTSPEED接続で約7時間、Bluetooth接続では約10時間の連続使用が可能。充電ケース込みではそれぞれ15時間と22時間まで延長できます。
接続デバイスの互換性では、G333が3.5mmジャックまたはUSB-Cを搭載した全デバイスに対応しているのに対し、G FITSはLIGHTSPEED接続でPC、PS5、PS4、Nintendo Switch、AndroidなどのUSB-A/Cポートを持つデバイスに対応。さらにBluetooth接続でスマートフォンなど様々なデバイスと接続できます。
価格面では、G333が6,000円台と比較的手頃な価格帯であるのに対し、G FITSは3万円台と高価格。この価格差は無線技術やLIGHTFORM成形技術などの先進機能が反映されています。予算や使用シーンに合わせて選ぶことが重要です。
G333は19gと軽量で、G FITSも左右それぞれ7.2gと軽量設計。長時間の使用でも負担が少ないのがロジクールイヤホンの共通点といえるでしょう。
ロジクールイヤホンの音質評価はバランスの良さが特徴
ロジクールイヤホンの音質は、特に極端に強調された部分がなく、全体的にバランスの取れた音づくりが特徴です。G333では「各音域のバランスが取れた聞きやすいサウンド」という評価が多く、中音がやや前に出る音作りで、セリフの抑揚や質感までリアルに再現できるとの声が見られます。
G FITSについては、さらに高い評価を得ており、「音楽鑑賞用の高級イヤホンと比べても引けを取らない高音質」と評されています。高音・中音・低音がバランスよく出力された厚みのあるサウンドで、女性の伸びやかな歌声や男性ボーカルの声の質感もしっかりと再現可能。音の解像度が高く、楽器の音色も美しく立体的という評価を受けています。
ゲームでの音質評価としては、G333は「MMOやソロプレイ用のRPGなどの演出にはよく合う」とされており、BGMを使った演出や効果音の演出など、盛り上がるところは盛り上がれるという特徴があります。一方で「FPSに特化したような過剰なドンシャリではない」ため、FPSなどの競技性の高いゲームには向いていないという指摘もあります。
これに対してG FITSは、FPSやTPSでも優位に立てるほどの定位感の良さが評価されています。「銃声や足音など音の種類にかかわらず、小さな音までしっかりと拾える」とし、近づいている敵の位置を正確に把握できるという点が高く評価されています。
音質に関する不満点としては、G333については「全体的にのっぺりとした感じの音質で、臨場感や迫力は期待できない」「音が悪いというかこもった感じ」という声も一部見られます。G FITSについても「つねにかすかな音が入っている」という指摘がありますが、これは再生中には気にならないレベルとのことです。
いずれにせよ、価格帯に応じた音質評価としては、どちらのモデルも「価格相応かそれ以上」という評価が多数を占めており、コストパフォーマンスの高さが伺えます。
ロジクールイヤホンのマイク性能は明瞭度が高く好評
ロジクールイヤホンのマイク性能は、ゲーミングイヤホンとして十分な品質を備えています。G333のマイク性能について、複数のレビューサイトは「マイク性能は平均的で使いやすい」「高品質だと謳うとおりのマイク性能」と評価しています。
G333は4mmのECMマイクを搭載しており、感度は-42dBです。実際の使用感としては、「男女ともに声の芯に当たる100~1000Hzの音がしっかりと出ていた」「芯が通り安定感のある音声に聞こえるため、ボイスチャットでもスムーズな会話が可能」との評価があります。ノイズに関しても「ノイズの種類を問わずクリアな音質を実現」しているとされています。
一方、G FITSはビームフォーミングマイクを内蔵。「マイクの音声は、若干こもり気味ではあるものの、しっかりと聞こえた」「プツプツと途切れることもなく、スムーズに会話ができる」という評価を得ています。内蔵マイクとしては音量も十分で、ボイスチャットでのコミュニケーションに問題はないとされています。
しかし、G333については「マイクの感度が恐ろしく低く、普通に装着して話している場合、声をほぼ拾ってくれなかった」という厳しい意見も見られます。また「マイクをミュートにできない点も不便」という指摘もあり、自分の声だけをオフにしたい場合はPCやゲーム機側で設定する必要があるようです。
G FITSのノイズキャンセリング性能については「余計なノイズはまったく聞こえなかった」「声以外拾っていないくらいにキャンセリング機能が高い」という高評価もありますが、一部では「低いノイズのある環境では、マイクの音声がかき消された」という指摘も。
総合的に見ると、マイク性能はゲーム内のボイスチャットやカジュアルな通話には十分な品質ですが、配信や長時間のビデオ会議など、より高品質なマイクが必要な用途には専用マイクの併用を検討した方が良いようです。
ロジクールイヤホンの装着感は製品によって大きく異なる
ロジクールイヤホンの装着感は、モデルによって大きく異なる特徴があります。特に注目すべきは、G333の標準的なシリコンイヤーチップを使用した装着感と、G FITSの独自技術「LIGHTFORM」による個人の耳型に合わせた装着感の違いです。
G333の装着感については、「イヤホンのフィット感はいまひとつ」「イヤホン本体の直径1.264cmと小さめで、イヤホン自体が耳に沿わせやすい形状とはいえない」という評価があります。イヤーチップはS・M・Lの3サイズが付属していますが、「耳かけができず外れやすい」という指摘もあります。耳の穴の大きさに合わないユーザーからは「長時間つけていると少し違和感がある」という声も。
一方、G FITSはLIGHTFORM技術によって、イヤーチップを使用者の耳の形に合わせて成形できるのが最大の特徴です。使用者からは「きつくもなく緩くもない今までにないフィット感」「耳の穴がまったく痛くない」「頭を振ったり顎を動かしても落ちそうになることがない」など、非常に高い評価を得ています。
装着方法については、G FITSは最初に専用アプリでセットアップを行い、イヤホンを耳に入れた状態でLEDライトを約60秒点灯させて成形します。この成形は一度きりで、失敗すると元に戻せないため注意が必要です。成功すれば「自分だけのイヤーピース」が完成し、遮音性やフィット感が大幅に向上します。
遮音性については、G333は一般的なカナル型イヤホンと同程度ですが、G FITSは個人の耳の形に合わせて成形されるため高い遮音性を実現。ただし、G FITSもアクティブノイズキャンセリング機能はなく、パッシブな遮音性能に依存しています。
装着時間については、G333はカナル型イヤホン特有の「長時間の着用だと耳の穴が痛くなってくる」という問題がありますが、G FITSは「朝まで痛いと感じることなく起きても耳に痛みは感じない」との評価もあり、長時間使用にも適しているようです。
重量面では、G333が19gと軽量で、G FITSは左右それぞれ7.2gとさらに軽量。どちらも長時間の使用でも頭や耳への負担が少ない設計になっています。

人気のロジクールイヤホン評価とおすすめモデル
- ロジクール G333はコスパに優れた有線ゲーミングイヤホン
- ロジクール G333のマイク性能はボイスチャットに十分な品質
- ロジクール G333で快適なAPEXプレイも可能だがFPSに特化していない
- ロジクール G FITSは耳型成形で抜群のフィット感を実現
- ロジクール G FITSの音質と定位感は最上位クラスの実力
- ロジクールイヤホンを他社製品と比較するとコスパの高さが明確
- まとめ:ロジクールイヤホン評価から分かる選び方のポイント
ロジクール G333はコスパに優れた有線ゲーミングイヤホン
G333は、ロジクールから発売された初のゲーミングイヤホン製品で、6,000円台という手頃な価格ながら、ゲーミングに必要な機能を一通り備えています。日本・海外共に人気のMOBA「League of Legends」とコラボしたモデルもあり、デザイン面でも注目を集めています。
スペック面では、デュアルダイナミックドライバー(5.8mm+9.2mm)を採用し、中高音と低音をそれぞれ専用ドライバーで再生することで、音質の向上を図っています。周波数特性は20Hz~20kHz、インピーダンスは24Ω±20%と、ゲーミングイヤホンとしては標準的な数値です。
デザインはアルミニウム筐体を採用し、質感の高い外観となっています。カラーバリエーションも豊富で、ブラック、ホワイト、パープル、League of Legendsコラボモデルの4種類から選べるのも魅力です。特にパープルモデルはイヤーピースが黄色でゲーミング感を強く出せる一方、ブラックやホワイトは普段使いにも違和感のないシンプルなデザインとなっています。
接続方式は3.5mmプラグで、PCだけでなくPS5、PS4、Switch、Xboxなど様々なゲーム機に接続可能。さらにUSB-C変換アダプタも付属しているため、イヤホンジャックのないスマートフォンでも使用できます。付属品としてはS/M/Lの3サイズのイヤーチップとキャリングケースも同梱されており、携帯性にも配慮されています。
価格面での評価は非常に高く、「6,000円程度でそれなりの音質で、マイクを搭載している変換器付きのゲーミングイヤホンが買えると考えると、コストパフォーマンスは抜群」という声が多く見られます。ただし「音質は値段なり」という評価も多く、上位機種と比較すると物足りない部分もあるようです。
Amazonのレビューでは4.0/5.0の評価を獲得しており、「中学校英語スピーキングテスト用に購入しました。もっとお安い物もありましたが、どうせ買うなら他の用途にも使える物を」「長時間つけていても耳も痛くならず、とても良い」といった好意的なレビューが多く見られます。コストパフォーマンス重視のユーザーからの支持が高い製品といえるでしょう。
ロジクール G333のマイク性能はボイスチャットに十分な品質
G333に搭載されているマイクは4mmのECMマイクで、感度は-42dBとなっています。ボイスチャットや通話の品質はどうなのか、実際のユーザー評価と専門サイトのレビューから詳しく見ていきましょう。
マイク音質についてのレビューでは、「音質は割と良い」「低音も程よく拾っていて明瞭感のある聴きやすい音」という好意的な評価が多く見られます。特に「男女ともに声の芯に当たる音がしっかりと出ていて、明瞭感のある聞きやすい声」という点が評価されています。
ノイズキャンセリング性能については、「ノイズは『astro A03』より少なく感じる」という意見もありますが、「それほどはっきりと体感できるものではない」という声も。とはいえ、「ボイスチャットでの使用なら全く問題ない音質」という評価が大多数を占めています。
実際にG333を購入したユーザーからは、「相手に聞こえる自分の声も前よりクリアに聞こえるというふうにも言われた」「前使っていたイヤホンから変えた時に、変えたけどマイク大丈夫か友達に聞いたら前よりもクリアかも?って言っていました」という声があり、3,000円前後の一般的なイヤホンからの乗り換えでもマイク性能の向上を実感できるようです。
一方で、いくつかの不満点も指摘されています。まず「少しこもり気味」という点。完全にクリアとまではいかないようですが、ゲーム内のボイスチャットなどでは問題ないレベルという評価です。また、「マイクミュート機能がない点も不便」という指摘もあり、自分の声だけをオフにしたい場合はPCやゲーム機側で設定が必要になります。
さらに一部のユーザーからは「マイクの感度が恐ろしく低く、普通に装着して話している場合、声をほぼ拾ってくれなかった」という厳しい評価もあります。こうした感度の問題は個体差や使用環境にも左右される可能性がありますが、注意点として覚えておくと良いでしょう。
総じて、G333のマイク性能はゲーム内のボイスチャットや日常的な通話用途には十分な品質といえます。ただし、配信や長時間のビデオ会議など、より高品質なマイクが必要な用途には専用マイクの併用を検討した方が良いでしょう。
ロジクール G333で快適なAPEXプレイも可能だがFPSに特化していない

G333はゲーミングイヤホンとして販売されていますが、特にFPSゲームでの性能はどうなのか、APEXなどの人気ゲームでプレイする場合の評価を見ていきましょう。
定位感に関しては、「定位感は価格並で強くないが弱くもない」という評価が多く見られます。左右の音の差分を測定したテストでは23.9dBと十分な広さがあるという結果も出ています。実際に聞いても「音が左右に振れるさまは再現できている」とのことですが、上下の方向感覚や奥行き感については「空間的な音の広がりには欠ける」という指摘もあります。
APEXなどのFPSゲームをプレイする際の評価としては、「音の方向は聞き取れるが、距離感がつかみづらい」という意見が目立ちます。敵の位置を正確に把握するには少し物足りないという印象のようです。また「平面的で迫力や臨場感には欠ける」という指摘も多く、没入感を重視するユーザーには物足りない可能性があります。
音質面では「低音中心の構成」で「低音が前にでているので迫力はある」ものの、「足音や乾いた銃声となると捉えづらい」という評価もあります。また「定位は曖昧でハッキリ位置を示してくれるような感覚はない」「方向の曖昧な感じはまだ許容範囲ですが距離感や高低差はかなりわかりづらい」といった指摘から、FPS特有の繊細な音の識別には不向きな面もあるようです。
一部のユーザーからは「PS5にてAPEX LEGENDSに使用しましたが、音質がクソでした」「音が悪いというかこもった感じです。高音が少し削れてる感じです」といった厳しい評価もあります。ただし、これらはあくまで個人の感想であり、「慣れてくれば問題ない」という意見もあることから、個人の好みや慣れの問題もあるでしょう。
G333をより快適にFPSで使用するためのアドバイスとしては、「ゲーミングアンプと合わせるとFPSにも十分使える」という声があります。ゲーミングアンプを組み合わせることで、定位感を引き上げることが可能とのことです。
総合的に見ると、G333はFPS向けに特化したイヤホンというよりは「FPSにも使えるが、MMOやRPGなどの演出に向いている」イヤホンと言えそうです。APEX等のFPSゲームでも問題なく使用できますが、プロレベルの競技プレイを目指すなら、より定位感に優れた上位モデルが適しているかもしれません。

ロジクール G FITSは耳型成形で抜群のフィット感を実現
G FITSの最大の特徴は、ユーザーの耳の形に合わせてイヤーチップを成形できる「LIGHTFORM」技術です。この革新的な技術によって実現されるフィット感について詳しく見ていきましょう。
LIGHTFORM技術は、光硬化性フォトポリマー素材のイヤーチップをLEDで温め、耳の形に合わせて固めるという仕組みです。使用方法は簡単で、耳に本品を入れた後、スマホアプリ「G FITS」で操作すれば約60秒で成形が完了します。この成形によって「あらゆる耳にフィットして、快適に使用でき高い遮音性を実現」することを目指しています。
実際の使用感としては、「きつくもなく緩くもない今までにないフィット感だった」「耳の穴がまったく痛くない。ぴったりとはまっている。遮音性も高い」「頭を振ったり顎を動かしても落ちそうになることがない」など、非常に高い評価を得ています。特に「今まで耳に合うイヤホンが見つからず悩んでいた」ユーザーにとって画期的な製品と言えるでしょう。
ただし、注意点もいくつかあります。まず、成形は「ちょっと熱くて不安」な感覚があり、何より「チャンスは一度きり」で成形後は元に戻せません。失敗した場合、公式サポートに問い合わせてイヤーピースを発注することも可能ですが、有料か無料かは不明とのことです。2023年夏以降にはイヤーピース単体での販売も開始されるようですが、初期セットアップの際は慎重に行う必要があります。
また、「話したり表情が動くことによって耳の形が少し変わると若干違和感がある」という指摘もあり、完璧ではない部分もあるようです。さらに「未使用状態で60分が経つとスタンバイモードに入る」という仕様があり、これを解除するために「両方のイヤホンをダブルタップしなければならない」という操作が煩わしいという声もあります。
価格は税込35,750円(※公式サイト参照・執筆時点)と高価ですが、「謳い文句どおりのフィット感と遮音性を発揮」という評価から、フィット感を最重視するユーザーには納得の価値があると言えるでしょう。
総合的に見ると、G FITSのLIGHTFORM技術によるフィット感は、現時点ではほぼ唯一無二の価値を提供しており、「耳にフィットするイヤホンが見つからない」という悩みを抱えるユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となっています。
ロジクール G FITSの音質と定位感は最上位クラスの実力
G FITSの音質と定位感に関する評価を詳しく見ていきましょう。様々なレビューサイトやユーザー評価を総合すると、G FITSはロジクールのイヤホン製品の中でもトップクラスの音質性能を持っていることがわかります。
音質に関しては、「音楽鑑賞用の高級イヤホンと比べても引けを取らない高音質」という高評価が多く見られます。具体的には「高音・中音・低音がバランスよく出力された厚みがあるサウンド」で、「女性の伸びやかな歌声や、男性ボーカルの声の質感もしっかりと再現できている」とのこと。音の解像度も高く、「ピアノや楽器の音色の再現も忠実」という評価もあります。
特筆すべきは定位感の良さで、「前後左右・斜め・上下からの音がはっきりとわかる」という評価が多数。テスト使用者からは「本当にそこにいるような気配を感じる」という声が上がるほどのクオリティの高さです。また「遅延をほとんど感じない」という点も高く評価されており、「距離感の再現性も優秀」で「銃声や足音など音の種類にかかわらず、小さな音までしっかりと拾える」という点が、FPSやTPSなどの競技性の高いゲームでも優位に立てる要因となっています。
LIGHTSPEED接続の性能も優れており、「ドングルから30〜40フィート(9〜12メートル)離れていても、その間に壁をはさんでいても、信号を拾ってくれた」という報告もあります。音のレイテンシー(遅延)も「まったく感じず」、Bluetoothのような帯域制限もないため、マイク使用時に音質が下がることもありません。
ただし、いくつかの不満点も指摘されています。例えば「つねにかすかな音が入っている」という点や、「ヘッドホンと比較すると(音質は)劣る」という評価もあります。また、「たまに音を拾わなくなって、でもデバイスから切断もしていないという謎の状態になった」という不具合の報告もありますが、再接続で解決したとのことです。
LIGHTSPEED接続とBluetooth接続の切り替えについては「左右どっちかのイヤホンを3回タップするだけ…なんですが、検知されるまでに何回かやり直しすることがたびたびあった」という操作性の問題も指摘されています。また「ちゃんとできたとしても、接続が切り替わるまでに数秒かかって、シームレスと言うにはほど遠い」という声もあります。
総合的に見ると、G FITSの音質と定位感は価格に見合った、あるいはそれ以上の高いパフォーマンスを発揮しており、特にFPSやTPSなどの競技性の高いゲームをプレイするユーザーにとって大きなアドバンテージとなる製品と言えるでしょう。
ロジクールイヤホンを他社製品と比較するとコスパの高さが明確
ロジクールのイヤホン製品を他社の同価格帯製品と比較することで、その価値がより明確になります。特にG333とG FITSを中心に、他社製品との違いを見ていきましょう。
G333の価格帯(6,000円前後)で比較すると、HyperXのCloud Earbuds 2、FINALのVR3000 for Gaming、Razerのハンマーヘッドシリーズなどが競合製品として挙げられます。これらと比較したG333の特徴は、「Logicoolブランドの信頼性」「デュアルドライバーによる音質バランス」「USB-C変換アダプタの付属」などが挙げられます。
特にFINALのVR3000 for Gamingとの比較では、G333は「耳かけ式ではない」「フィット感がやや劣る」という指摘がある一方、「ケーブルが絡みにくい」「カラーバリエーションが豊富」という点で優位性があります。また、価格がやや高い代わりに「アルミニウム筐体の高級感」も特徴です。
G FITSの価格帯(3万円前後)では、SteelSeriesのArctis GameBuds、JBLのQUANTUM Quantum TWS、SonyのINZONE Budsなどが競合製品として挙げられます。これらと比較したG FITSの最大の特徴は「LIGHTFORM技術による個人の耳型への成形」で、これは他社製品にはない独自の価値を提供しています。
JBLのQUANTUM Quantum TWSとの比較では、G FITSは「LIGHTFORM技術によるフィット感」「LIGHTSPEEDによる低遅延接続」で優位性がある一方、JBL製品は「アクティブノイズキャンセリング機能」「やや低価格」という点で優れています。選ぶポイントは「フィット感」と「ノイズキャンセリング機能」のどちらを重視するかになるでしょう。
コストパフォーマンスの観点では、G333は「6,000円程度でそれなりの音質で、マイクを搭載している変換器付きのゲーミングイヤホンが買えると考えると、コストパフォーマンスは抜群」という評価が多く、初めてのゲーミングイヤホンや予算を抑えたい方に適しています。
一方、G FITSは3万円台という高価格ながら「フィット感」「音質」「定位感」のすべてが高水準で、「今までに感じたことのないフィット感」を求めるユーザーには「唯一無二の選択肢」として価値があるとされています。ただし「同じ価格ですごく良いオーバーイヤーヘッドホンが買える」という指摘もあり、イヤホン形状にこだわらなければ、よりコストパフォーマンスの高い選択肢もあるようです。
Shureの製品などと比較すると、G333は「音質の繊細さ」では劣るものの「ゲーム用途への最適化」と「価格」の面で優位性があります。G FITSもまた「音質だけで見れば同価格帯の音楽専用イヤホンに及ばない部分もある」という評価がありますが、「ゲーミング」と「フィット感」という面では独自の価値を提供しています。
総じて、ロジクールのイヤホン製品は「ゲーミング特化」という点で明確な方向性を持ち、特にG FITSの独自技術は他社にない差別化ポイントとなっています。用途や予算に合わせて選べば、コストパフォーマンスの高い選択となるでしょう。
まとめ:ロジクールイヤホン評価から分かる選び方のポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- ロジクールのゲーミングイヤホンは「G333」と「G FITS」の2モデルが主流
- G333は6,000円台の有線イヤホンで、コスパに優れた製品
- G FITSは3万円台の無線イヤホンで、個人の耳型に成形できるLIGHTFORM技術が特徴
- 音質はどちらも価格帯に見合ったレベルで、G FITSはより高音質
- マイク性能はボイスチャット用途には十分な品質を備えている
- G333の定位感は「平均的」でMMOやRPGに向いている
- G FITSの定位感は「優秀」でFPSやTPSでも優位に立てる性能
- 装着感はG333が「やや物足りない」のに対し、G FITSは「抜群」
- G333はケーブル長1.2mのフラットケーブルで絡みにくい設計
- G FITSはLIGHTSPEED接続で低遅延、Bluetooth接続も可能
- バッテリー持ちはG FITSがLIGHTSPEED接続で約7時間、Bluetooth接続で約10時間
- 予算重視ならG333、フィット感と音質重視ならG FITSがおすすめ

調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://gaming.logicool.co.jp/sound/logicool-g333/
- https://my-best.com/products/522126
- https://gamecolony.jp/logicool-g333-review/
- https://my-best.com/products/1165135
- https://kanimiso-gaming-holidays.kanimisodays.com/g333-eyrphone/
- https://note.com/lincere_c/n/n59b0c65ad1ba
- https://review.rakuten.co.jp/item/1/386625_10000443/1.1/
- https://www.gizmodo.jp/2022/11/g-fits.html
- https://nerrorist.hatenablog.jp/entry/2024/05/05/214500
- https://www.amazon.co.jp/Logicool-%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB-G333-BK-%E3%83%87%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC-%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB/dp/B09P3G9FFL